時空を超える「これすき」

アイマス中心に、とにかく好きなものを好きということをメインとしたブログ。 Twitter → @hatenakiniwaka

社会人になってから時間消費に憶病になってる話



 

 自分は2022年4月に大学を卒業し就職した。住み慣れた実家を飛び出して関東にやってきて、クソ長い研修を終えたのち配属された場所でゆるゆると仕事をしている。

 

 人間関係とか残業とかそういう問題もなく今のところは普通にやれてるので、まあ少なくとも数年はこんな感じで生きていくのだろうなあと安定期に入った感じがあって、周りの即仕事を辞めた同年代とかを見ているとまあまあ、とはなっている。

 

 一方で最近、趣味方面に停滞を感じたりしている。停滞というのは、「なんだか新しいことを最近してないな?」という漠然とした焦りのようなものだと思ってほしい。

 

 趣味といえるものは大学のころからいろいろあって、例えばTRPGアイマス、その他ソシャゲ、据え置きゲー、アニメ、漫画。そんなに面白いラインナップではないにしろどれもそこそこ楽しんでいると思う。

 

 ただ最近、なんか新しいことしてないな? と思うのだ。例えばTRPGだったらシナリオを必死になって書いたりいろんな卓を詰め込んで濃密な日々を送るとか、例えばアニメなら一気見して感想をばっと書くとかとか。今まで触れたことのないものにぐわっと乗り込むようなことがそこそこあったのだけど、社会人になってからはなかなかそういうことが減った。

 

 もちろん仕事の疲れとか単純に趣味にかけれる時間が減ったとかもあるけど、それ以上に「趣味にかけれる時間の中で新しいことに費やす時間の割合が減っている」というのが結構問題じゃないか、と感じているのだ。

 

 気づけば見慣れた動画投稿者の見慣れた動画を見返したり、気づけば特に変わらないバトロワゲーにだらだらもぐったり、そういうことばかりしているような気がする。

 

 そしては自分はこれが、趣味の時間が減ったことで「はずれを引いてしまうこと」への恐怖心が出てきてしまっているのだろうと考えている。

 

 要は時間が減ったことで「つまらない・面白くない・自分にハマらない」体験をすることを極力避けたいと思っていしまっているのだろう。新しいことは120点の経験もあれば40点の経験になることもあるわけで、それで40点を引いてしまって時間が無駄になることを恐れてしまうから見慣れた70点に浸って安心してしまうのだろうなあ……と気づいた。

 

 いつも通りの楽しいことが悪とは思わないけど、仕事を始めると人生の半分以上は仕事になってしまって、その中でやるべきことをこなしているとあっという間に日々は過ぎて行ってしまう。その中で安易な停滞に身をゆだねるのは、人生を結構簡単に枯れたものにしてしまうような気がする。

 

 腰が重くなっても、知らないことへ向けて一歩を踏み出すこと。本当に立てなくなってしまう前に、立ち上がれるようにならないとなあと感じた社会人2年目の春だった。