前回の感想
ん〜〜〜〜〜〜最高です!
今回は新学期突入からのクラス分け発表回。やはりというか、レギュラーメンバーが一つのクラスに固まったりしないのがとってもこの作品らしい。
あーみんなばらばらになっちゃうのかさみしいな……とこちらに思わせてから、そこに対して揺れる東が描かれていく回でした。
ちょっと前に自分の中にある気持ちの種を自覚した東ですが、平との関係のような「積み重ねていく」関係には不慣れなようで、いちいち平に対する振る舞い方が気になってしまっている様子。前もそうでしたが、感情の揺れが表情に出る東の見たことない顔がまたかわいいんだなコレが。
一挙一動に平を気にするところが出ちゃってる感じがたまらんのですよ。鈴木とか西は割とオーバーに出てくるタイプだけど、東は人にバレない程度に実は……みたいな感じで差し込まれてくる。最初のファミレスにしたって、なんとなく平の隣の席に座るか考える→バイト上がりを思い出し匂いをさり気なく確認しながら山田の隣へ、というこのくだりだけでもお腹いっぱいですよ。ええ。
そんな些細なことでいっぱいになりつつ、平への気持ちを考える東。関係性を大切にしたいからフラットに友達でいる時間を大事にしたいけど、相手の特別でいないのは悔しい……という複雑な気持ちになってしまう。それを幼稚だと言えてしまう大人っぽさがあるがゆえにまたモヤモヤモヤ。平と会えないと寂しく感じると気持ちを素直に認めればそれで終わりな気もするけども、良くないと感じる気持ちを向けたくもないんだろうね。平と比べると経験豊富な東も相手のことを考えすぎて結果平くらいモヤモヤしちゃうってのもまた面白いところ。
でもそんな東に対して、また平の素直な言葉が刺さるのよね。
平にとって東とこうして過ごす時間が当たり前のものという認識があって、そのことが「自分との時間を特別に感じてくれてる」と感じて舞い上がる東。そんなわけ無いでしょと理性で抑えつつ、身体は正直るんるんステップ。浮かれた様子がまた可愛らしくてねぇ〜〜〜〜〜。
環境の変化に合わせて、少しずつ自分の気持の正体を探っていう東がキラキラしてる、そんなキレイなエピソードでした。
小さいながらも変化を積み重ねていく、それがこの漫画の良いところですね。
この辺でそろそろ、平からの東の見え方の話も見たくなってきたなあ。
その他小話。
マイナーソング歌おうの会、単行本であった小ネタですね。谷くんと付き合う前の鈴木の一幕が見れるのでオススメ。
クラス分けは概ね3分割。メインカップル3組は全員別のクラスになりました。1組に東とサト、7組は鈴木山田にカワサキとモリモ(名前を思い出せなくて調べてしまった。すまんモリモ)、8組に谷平西ホンちゃん。今まであんまり絡みのなかったキャラ同士の絡みも増えそうで気になります。
とはいえクラスが分かれることはラブコメ的にはマイナス? 既に付き合っている二人はともかくタイラズマにはどう影響するのやら。
離れたがゆえに触れようとする二人の姿を通して、距離を縮めていく、そんな未来に期待しつつまた2週間後ヘ……ん?
そんな………………。
㈱集英社 阿賀沢紅茶 [第52話]正反対な君と僕