デレアニ振り返りをしていたブログ

昔アニデレを振り返ってました。今はアイマス雑記ブログです。 Twitter → @hatenakiniwaka

本田未央の幼馴染に生まれ変わる方法(β版)


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(こんな子が幼馴染なら、そう思うあなたへ)
 

 

 本田未央ガチ恋勢がよくなりたいというポジションには兄弟orクラスメイトor幼馴染なわけですが、クラスメイトくらいならどうにでもなりますし、兄弟も本田兄か本田弟と結婚すればいいんで割と何とかなるんですよね、


 なのでここは、一番きつい幼馴染になる方法を考えましょう。
 今から私の考えた仮説を公開します。これをもとに、議論を行って現実的にしていきましょうか。

 

 

 

本田未央幼馴染プロジェクト 輪廻転生ルート』

 

 

 

 

 

Step1 時空を超えよう

 

 まず1番大変なのが、本田未央現代に生きている15歳というところ。今から幼馴染になるのは不可能に近いです。
 また、年齢的に未央と離れている人もいるでしょう。そのため、今回は輪廻転生で未央に近しいところに生まれるように転生する、というやり方で未央の幼馴染になろうと思います。


 そのためには、まず、今よりもっと前に時代に行って、そこで一度天寿を全うする必要があります。だからまず時空を超えましょう。

 


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(こういうやつ)


 タイムマシンの作り方ですが、まあどんなんでもいいです。帰ってくる機能つける必要ないですし、使い捨てでいいので割と何とかなるでしょう。困ったら我らが誇る発明家アイドル池袋ちゃんに頼りましょう。お金はガチャ代削れば貯まる貯まる。
 時代はどこに行くべきかは諸説有りますが、私は江戸時代だと思います。詳細は後述。


 持ち物は、飛ぶ時代に合う服装と知識があれば何でもいいとは思いますが、余計なものを持っていくとタイムパラドックスが起きて未央が生まれなくなるかもしれないんで気を付けてください。

 

 

 

Step2 江戸時代ロマンスをしよう

 

 江戸時代には多分未央の前世的な美人な女の子がいるはずです。多分意外と武士の娘とか。運命力で探し当てます。


 そんで、どうにかして恋愛関係になってください。
 あなたは江戸時代では身を立てるものがない=平民ですので、身分違いの恋になります、おそらく悲恋で終わるでしょう。あなたや未央前世が死んでしまうこともあるはずです。
 この悲恋が、「来世でこそ結ばれたい!」という思いになり、それがめぐり逢いを生む結びつきになるはずです。恋愛関係になった後から現世を恨み、何もない来世で巡り合いたいという意思を未央前世に伝えておくといいでしょう。


 「そんな利用するような形で未央前世と愛し合うのはひどくないか?」と思う人がいるかもしれませんが、未央前世は未央と魂が同質です。ですので、本田未央の魂を時空を超えて愛しているだけなので問題有りません。
 恋愛関係になれる自信がない、という人は、まあ、頑張って。
 こうして、過去で強い結びつきを持った後、一度死んで、輪廻転生となります。

 

 

 

Step3 運命をつかみ取ろう

 さあ、最終段階です。輪廻転生の段階。おそらく何千万という魂が巡る中、未央の魂を見つけ、彼女の近くで新たな肉体にたどり着くのはとても困難でしょう。しかし、あなたには過去に身に着けた愛の絆があります。きっと、彼女の近くに行けるはずです。

 

 あきらめないでください。本田未央があきらめたことがありましたか? 彼女があきらめないのに、あなたがあきらめてどうするのですか?
 運命は、あなたが決めていいんです。

 

 運命をつかんだあとはそのまま、とても近いところであらたな生を受けるだけです。間違って未央の双子にならないように。
 近くに生まれることができたら、あなたはもう前世の記憶を失っているでしょうが、きっと大丈夫です。運命をつかみ取ったあなたは、きっと未央の幼馴染になれるでしょう。

 

 

 

まとめ

 以上が私の仮説です。
 この方法をもってすれば本田未央の幼馴染になれると思います。
 ただ私は本田未央Pでいたいだけで、幼馴染に興味ないので、この仮説を今回こうして公開させていただきました。
 まだまだブラッシュアップできるところは多いですが、まあβ版としてはなかなかではないでしょうか。
 本田未央ガチ恋勢の皆様。ぜひぜひ、実験してみてください。そして、ぜひぜひあの面倒くさい女の子、本田未央を幸せにしてあげてください。
 この理論が完成すること、そして彼女が幸せになること。それだけが、私の願いです。がんばれ、本田未央ガチ恋勢。

 


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 (彼女に幸せがありますように)

 

 

 

©2015 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

©窪岡俊之©2011 BNEI

©LGFT

――あなたの未央はどこから? 「自分はアニメから!」

 

 

 知っているか知らないかはさておき、自分は未央Pなんです。
 じゃああんさん初めから未央が大好きだったのかい? と問われれば答えは「NO」。むしろはじめは苦手なタイプでした。

 

 そもそも自分は騎空士で、デレマスに触れた理由はコラボキャラを入手するためだったんですよね。
 そこでログインしたら[アスタリスク]の多田李衣菜のカードもらって(フライデーナイトフィーバーですね)、「お、かわいいじゃんこの子。アニメやっててそれに出てんの? よっしゃ見ようか」ってノリで一話を見て、その完成度にちびったんですよ。

 

「なんやこの頭おかしいクオリティは……」

 

 こいつは伝説のアニメになるかもしれねえと思い、視聴を決定。その前に予習を兼ねて、さくっと検索。どうもこのNGsという3人組が中心らしい。

 

 卯月――なんか普通?
 凛――あ、美人系かな?

 

 未央――――あ、これ苦手なタイプだ。

 

 「おいゴラァ!」とどつかれそうですが許してくだせえ。本当に苦手だったんです。
 なんというんでしょうね? こう、「元気で、お調子者で、ムードメーカーで――」みたいなキャラがとにかく苦手だったんです。なんかこう、言っちゃ悪いですけど怖くないです?
 何分根っからのくそ陰キャ思考で生きてきたのでパーソナルスペースが狭いタイプの子が得意じゃなくて。なんかこっちの懐にずけずけ入ってきそうで。「やめてこないで!?」って言っても「ええ、いいじゃーん!」って無遠慮に食い込んでくる予感。

 もちろんアニメ序盤の会話とかを聞いてて行動力があるし、いい子なんだろうなあというのも何となくは分かってたんですけども、いかんせん初見の印象ってのはなかなか消えないもんでして。

 

 あと、ほんの少しだけよくない噂を耳にしていたってのもあるんですよね。
 お恥ずかしい話ですが当時の自分はかなりの情報弱者で、偏向報道系のまとめサイトに出入りしてまして。そこでよくわからんのですが、「未央 6話」という単語と一緒になんだか頭の悪い罵詈雑言を脳死で唱えている人がたくさんいたんですよ。

 

「ちゃんみおー、Youなにしたのー……?」

 

 まあそんなこんなもあって、5話までのちゃんみおへの印象は、「いい子なのは分かるけど、個人的に苦手なタイプなおちゃらけJK」程度でした。
 6話まではね。

 

 一転したのが6話。
 まず序盤からなんかおかしいんです。順調に進んでいるはずなのに、なんか未央が、というよりNGsがおかしい。
 なんだかふわふわしているような、夢心地のまま、熱に浮かされたまま歩いているような、そんないやな浮遊感。
 決定的だったのは、未央の「お客さんに盛り上げてもらおう!」という発言を、ほかの二人が肯定した瞬間。
 あ、まずいこれ。なんか知らんけどろくでもないこと起こる。そう確信。当たってほしくはない確信が、現実になります。

 踊りだすNGs、表情は暗く、見下ろすステージの客はまばら。華やかに照らされたステージから見える景色はあの日見た夢のような景色とはかけ離れていて。そこで彼女たちは幻を追いかけていたことに気付いて。
 ちょっと吐き気がするくらいここの演出がえぐくて、なんだか自分まで大きな失敗をした気分になって、マジできつかったです。

 

 そして、ステージが終わって無言で去っていく未央。ここで思い出すいやな噂。
 彼女は何というのだろう。あのステージを見て彼女はどう思ったのだろう。
 いやな汗をかきながら、未央は開口一番こういうのです。

 

「お客さん全然少ないじゃん! なんで!?」

 

 このセリフを聞いた瞬間、自分は泣きたくなりました。
 なんたって、この時の未央の言葉の吐き出し方すんごく生々しかったんです。「状況が理解できなくて、恥ずかしくて、ふがいなくて、でもそのつらさを吐き出す先がない」、そんなやり場のない感情が漏れ出しているのが痛いくらいに伝わる声色で。そんなリアルでも聞いたことあるような人間臭い感情の発露をこんなファンタジックなアニメで聞くと思ってなくて。
 なにより、あんな明るく振舞っていた彼女が、こんな弱い一面を持っているとは思わなくて。
 「緊張しい」くらいなもんで、基本割と器用にさくっとこなしちゃいそうな彼女が、まさか、という感じで。

 自分の中の「本田未央」が、全然正しくなかったことを知ったのです。

 

 だってそうじゃないですか。6話と7話の彼女の反応、あんなにも生々しいですよ?
 「自分の周りの豪華さに目がくらんで、ステージの本質を勘違いした」のも、「同級生に情けない姿を見られて逃げ出した」のも、「こらえられずやり場のない感情を周りにばらまいちゃう」のも、「与えられた言葉を受け止められなくてその場から走り去っちゃう」のも、「自分に責任があることがわかってても、それに向き合うのが怖い」のも、「戻らなきゃいけないと思っても、戻る勇気が出ない」のも、全部全部腐るほどよくある話で、痛いくらい共感できる、できてしまうもので。
 それがまさか、ムードーメーカーを地で行くような彼女がそんな姿を見せるなんて、思わないじゃないですか。
 ようやくこの時自分は、「あ、彼女も自分と同じ人間なんだ」ってわかったんです。

 

 でも、彼女はそこで立ち止まらなかった。
 プロデューサーとしっかり向き合って、後悔も悔しさも、全部全部背負って、もう1度たちがある決心をするんです。
 あれだけ大きな失敗をして、それでもなお、もう1度立ち上がる彼女の姿が、すごくまぶしくて。

 

本田未央って、すごいのかもしれない」

 

 って、まあちょっと思ったんですよね。

 

 そこからはまあ、何となく本筋を追いかけながら未央もちらちら追いかけるわけですよ。
 するとまあ、いろいろ意外なことがわかりまして。

 

「距離感は近い」けど「引くべきところは引く」
「お調子者」だけど「意外と繊細」
おちゃらけた感じがする」けど「努力家でもある」
「ふいに立ち止まる」けど「また立ち上がれる」

 

 なんだか追いかけていくうちに、どうやらこの子は、すごく「自分である」ために努力している子らしい、ということに気付いて。
 すげえなあ。いいなあ。って思いました。
 だから、13話の、「アイドル、やめなくてよかった!」ってセリフがマジで本当に涙腺にきて、人生で初めてアニメで泣きました。

 

「むしろありがとう!!!!!!!!!!!」

 

 多分マジで本田未央が大好きになった瞬間は、ここだったんじゃないですかねえ。

 

 それから、まあ2クール目を見始めて。
 2クール目でも彼女は何度も悩みましたし、立ち止まるときもありましたけど、迷う卯月と凛を最後まで支える姿を見て、すごく人にやさしくできる子だということを再確認して。
 「成長したなあ」なんて親目線でしみじみ語ってみたりもして。
 流れ星キセキを楽しそうに打た彼女を見られて、笑顔にならずにいられなくなりまして。

 本当に、こんな素敵な人に巡り合えてよかったなあと、まあアニメ見終わって思いまして。

 こうして、自分は本田未央が大好きになったわけです。

 


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(弱さに立ち向かえる、君はすごい!)

 

 

 
まとめ

 自分はですね、本田未央という人間を尊敬しているんです。すごく壮大な理想があって、そのために弱い自分とも向き合うことができて、誰かのためにあんなに全力で動くことができる。理想の現実の間で悩んでも、そこに解を導き出そうと立ち向かえる子なんです。そんな止まらぬ探究者である彼女は、すごいんです。
 そんなすげえ彼女が、自分は大好きです。

 

 皆さんは彼女のどんなところが好きですか? どんなことがきっかけで彼女を好きになりました? ぜひぜひお聞かせください。「ここすき」大会、始めちゃいましょう。そんときには自分も呼んでください。
 それでは。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 本田未央は、すごいぞ!

 

 

PS もしよろしければこんな企画があるのでよろしくお願いしますね!!!

 
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ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA

自分に「Nothig but you」が刺さったわけ

 

 皆さん、今日更新された日本コロムビアアイマスのサイト見ましたか?

 

 ついに! ついに! Nothig but youのCDが!!!
 発売ですねえええ!!!!!

 

アイドルマスター(THE IDOLM@STER)公式ページ|日本コロムビア|2018.04.20 News

 

 いやあもう待ちました待ちました。5thSSAで聞いてからもうずっとフルの音源聞きたかったんですが、ようやく発売ですね。
 せっかくなんで皆さんにこの曲のすばらしさをダイマしたいと思います。ぜひ聞いていってくださいな(ちなみに担当の子がいないのでコミュとかについて詳しく語れません! 申し訳ない!)。

 

 

 

 


AJURIKAさんは天才

 まず作詞作曲を見てみましょう。「AJURIKA」の名義。あこれは神曲ですね(まてまて)。
 AJURIKAさん。皆さん知ってます? 遠山明孝さんというと伝わる人もいるかな?
 「作詞作曲とかいちいち見ねえよタコ」って人に簡潔に説明しますと、AJURIKAさんは元バンナムの作曲家で、アイマスシリーズでは765の「Next Life」で楽曲を初提供した後、シンデレラでは「Never say never」や「Nation Blue」なんかの楽曲を提供している人で、作詞作曲を両方担当する楽曲のタイトルがいつも頭文字がNになることから、手がける楽曲がNの系譜って呼ばれたりもする人。

 トランス系のミュージックをよく作る人で、ライブでぶちあがるクールでイカす楽曲をいつも作ってくれるすごい作曲家の一人。


 NothingもAJURIKAさんらしさ全開で、障害全部乗り越えて愛を貫き届ける! っていう熱い歌詞に合わせてメロディーも割と激しいんだけど、でもどこかさわやかな疾走感があって、濃厚なメロディーと歌詞なのになんだからいくらでも聞けちゃいそうな不思議な感覚。ヘビロテ不可避。
 腹の底からテンションの塊をぶちまけたくなるようなアゲアゲ楽曲で、もう本当に最高なのよ。

 

 

 

なんて見事な歌唱メンバー

 まあ歌詞とメロディーだけでも100点をあげれるんだけど、それを200点に底上げしてくれるのがアイドルたちの歌声なんだよこれが。
 メンバーは覚えてますか? そう、アナスタシア、中野有香、星輝子、神谷奈緒前川みくですね。知ってるわアホって火焔瓶投げないで熱いいいいいい。


 正直言っちゃうと、最初は人選がよくわからなかった。コミュを見て、コンセプトは分かったけど、じゃあ実際曲としてはどうなっちゃうのこれって感じだったよ。
 でもふたを開けてみれば、心配なんて杞憂だった。
 ていうか正直、Nothingはこの5人で一つの「正解」なんだって思ったの(ほかのアイドルの歌唱を否定しているわけじゃないですよ! アイマスは一つの曲をいろんなアイドルが歌えるのが魅力ですから!)。

 なんでこんなはまるのかなあって思ったんだけど、よくメンバー見て分かった。バランスが神がかってるんだ、って。

 

 まず奈緒。彼女はもうジャストヒット。
 トランシングパルスとかでもう彼女の歌唱力は分かり切ってたし、2nd SIDEなんかで繊細な表現もきれいな幅でやり切るアイドルっていうのは分かってたしね。
 楽曲にビシッ! っと王道で当たって、正攻法で投げ切れてて、もう大谷翔平のストレートかよってくらいど真ん中をぶち抜いてくれる。

 

 次がアーニャ
 アーニャって昔から心を籠めるような歌い方が丁寧な子でね、心にグッとくるように歌ってくれるアイドルなの。素敵なんです。
 その愛おしさを残しつつも、クールアイドルの本領発揮のごとき熱さも持っていて、その熱さで感情の高ぶりがあって、いつもとはまた違う響きなんだ。これがまあエモい。やわらかいけど鋭さもあるんです。

 

 続きまして輝子
 彼女もかっこいい系の歌声なんだけど、奈緒ともまた違うかっこよさなんだ。
 奈緒が研ぎ澄まされた鋭い歌声だとすると、輝子は精一杯力を籠めるたたきつけるような声(雑って意味じゃなく)。これが、歌の熱さを底で支えてくれる。いるといないとでは熱量がぐっと変わるはず。

 

 ネクスト、みくにゃん
 みくにゃんの声はもうみくにゃんというほかないんだけど、これがとてもいいアクセントになっているわけだ。
 歌唱メンバー5人の中で断トツしなやかでやわらかい歌声で、彼女が愛とか恋のせつなさとか愛おしさみたいなものを強調してくれて、曲全体にどこか優しさが生まれる。
 余裕たっぷりのねこちゃんボイスに聞こえるけど、そこにはちゃんと愛がたっぷりなのがわかるのすごいよね。

 

 ラストは中野君
 Nothing、Kawaii,秋風と聞いて気付いたけど、中野君の歌声万能です。
 やっぱもともとかっこいいもかわいいも自らの武器にできてる子だからか、曲が持ってる激しさとしなやかさを良いバランスで取り持ってくれてるの。Cuってのもあって歌声はしなやかよりだけど、きちんと強い声でも歌えてるのがもうあっぱれ。天才。

 

 そしてこの5人の歌声を束ねると、激しくもどこか繊細ではかない飛び切りスマートなラブソングが出来上がるわけです。それがAJURIKAさんの曲と混じって化学反応パンデミックで世界が生まれ変わる。私は果てる。
 完璧。200点。

 

まとめ

 デレステサイズだけでもこんだけ高ぶった時分ですので、そりゃあSSAの時は死にそうになりましたよ。
 そんなフルサイズが! CDを買うと! いつでも聞けるとは!(しかも5thの円盤も近々発売される!)。
 カップリングも茜と志希にゃんで、制作メンツ見ても期待しかないラインナップ。
 結論。買おう。みんな。おいらは買います。

 

 

PS ドームではオリメンで聞きてえなあ!!!!!

アニデレPと美城常務の対比から「プロデュース」を考える

 

 

 アニデレにおいて、「対比表現」というのは非常に多用されている表現の一つです。
 例えば、6話のNGsとラブライカのデビューライブへの考え方の対比、1話と7話での同じ場所での対比、3話と25話での観客の見え方の対比――
 その中でも、かなり明確に対比が描かれていた存在といえば、間違いなくプロデューサーと美城常務の二人でしょう。
 アイドルを主役にしたアニデレにおいて、この二人の対立によって描かれたものとは、いったいなんであったのか? 彼らはこの作品においてどういう存在であったのか?
 それについて、考えてみます。

 

 

 

「常務とは何者か」

 セカンドシーズンで突如現れたアイドル以外の登場人物、美城常務。
 順調に前に進んでいたCPを含めた全プロジェクトの解体と再構築を宣言し、現状の成果を「遅い」と一蹴。自らの理想とする346プロダクションのため、直接プロジェクトの指導に当たります。
 順風満帆に見えたCPの行く先を遮るように現れた彼女は、モチーフであるシンデレラの「いじわるな継母」として描かれた、そんな風に評価されることも多いですが、果たしてその評価は適切なのでしょうか。
 プロデューサー(ややこしいので以下武内P)との対比的な存在として描かれた彼女は、むしろ本質は彼と同じ――いわば、「魔法使い」に近い存在です。
 方法や思想は違えど、「アイドルを輝かすためにプロデュースする存在」である点は、武内Pと大きな違いはないのかもしれません。
 ただ、明確に違うのが、「彼女自身もまた夢見る存在である」点です。
 彼女は劇中で何度も「346の伝統に似合うアイドルを作り上げる」といい、それを第一原則として企画を進行していました。「アイドルそれぞれの個性を引き出す」ことを中心とした武内Pと明確に異なる点がそこです。
 言ってしまえば、彼女もまた「夢見るシンデレラ」であるのです。

 

「常務のしたことについて」

 いきなりプロジェクト解体という衝撃的な行動をとったあたりから、まるで悪役のようにも見える彼女ですが、じゃあ実際そうなのかと言われたら、そうとも言い切れません。
 確かに、あまりに急で強引な方針転換と改革の強行、異なる価値観を認めないかたくなな姿勢などは、正直褒められたものではありません。
 では彼女は登場人物全員に害をなすものであったかと言われれば、それは違うと断言できます。
 アイドル部門以外も含めて大なり小なり彼女のやり方で成果が上がっていますし(NOMAKE20話)、凛やアーニャの新たな可能性を見出したのも彼女です。また、クローネに参加するアイドル達は、大なり小なり新しい環境へ期待を持っているようでした。
 彼女がとがめられるべきなのはそのやり方であって、思想ではないんですよね。

 実際武内Pは常務のやり方でしか見えないものがあることを早々に認めています(NOMAKE20話、本編20話)し、プロジェクトクローネも倒すべきライバルというよりは、競い合い時に協力し合う仲間として描かれていました。

 道を遮るものでありながら、決して敵ではなかった常務。では、彼女はいったいどのような存在だったのでしょう?
 これは、先ほどの繰り返しのような結論になりますが――彼女は、もう一人の「プロデューサー」であったのではないでしょうか?

 


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(最終話では専務に。このことから分かるように、会社的に見れば彼女の成し遂げたことは大きい)

 

「違う道を歩む2人」

 美城常務がどのような思いを持って346プロアイドル部門の改革に着手したのかについての描写は存在しません(一応公式ファンブックの設定資料にわずかに存在はする)。ゆえに、なぜ彼女が改革をしたのかはわかりません。確かなのは、自らの理想を第一原則とし、それ以外を排除する勢いの彼女の思想は、「アイドルそれぞれの個性」を大切にする武内Pと対立したことです。
 武内Pの笑顔の力を否定する常務ですが、一方で武内Pは、常務の思想は自分と相いれないものしつつも、常務によって見出された可能性を魅力的なものであると認めています(アイドル達と1対1で話し合えたのが大きかったのかもしれません)。また常務も、秋の定例ライブやNGsのクリスマス公演を見ることで、不本意ながらも武内Pのもとのアイドルたちの輝きを感じ始めます。
 そして、25話での2人の対話。どう見たって大成功しているイベントを寂しげに見つけながら、それでもなお武内Pの思想を否定する美城常務。
 そのやり方ではいずれ限界があるだろうという常務に、それが自分のプロデュースであると、まっすぐ武内Pは肯定します。
 そんな様子を見て、「私たちはかみ合わない平行線」だということを認める常務。そして、こうも尋ねます。

「アイドルはその平行線すらも超えていくのか?」

 その質問に対しても、武内Pは肯定。明るい表情のPに対し、常務は、少しだけ寂しそうな表情をするのでした。

 

「メタ的に見たときに」

 2人の対立は、つまるところ、「アイドルに対するプロデュース観が異なったときどうすればいいのか?」ということへの問題提起なのではないでしょうか。
 アニデレ全体において、2人の思想は明確に反するもの、交わらないものとして描かれています。しかし同時に、その異なる思想も、アイドルの中には両存しうるものであるとして描かれています。
 渋谷凛の例がわかりやすいでしょう。武内Pが彼女に見出したNGsとしての凛と、常務が見出したTPとしての凛は、全く違うアプローチではありますが、凛という女の子の中でともに存在しています。
 つまり、「複数の可能性は一人のアイドルの中に同時に存在しうる」わけです。それを2人は理解したため、互いに対立する中で、「異なる考えもアイドルの中で両存しうるのだから、平行線のままでいい」という結論にたどり着いたのです。
 理解しあうことはできなくとも、それによって生まれる価値を認め、違う道を歩んでいけばいい、アイドルにとっての正解などはない――「個性」という要素が大事なシンデレラガールズにおいて、二人の対立は、そのことを浮き彫りにしてくれる存在だったのではないでしょうか?
 それぞれのPに、それぞれのプロデュースがあって、それらは押し付けても遮ってもいけないもので、むしろ、等しく尊重されるべきである、それは、一人のアイドルの違う可能性を引き出すものであるから――そういう、メッセージが込められているのではないでしょうか?

 


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(それぞれにしか見えないものがあるから、それぞれの道を歩めばいい)

 

「まとめ」

 プロデュースというのは非常にあいまいなもので、明確な正解がないものです。プロデューサー側が明確な道を示すことでできることがあるかもしれないですし、アイドル側の意思をくみ取ることが一番大事なこともあるでしょう。
 どちらのやり方にしろメリットもデメリットもありますし、やり方は同じでもアイドルに対する見方が違えば結果は大きく異なるでしょう。
 必要なのは、視野を広く持つことなのかもしれません。自分のやり方、見方にこだわることなく、様々なPの見方ややり方を見て、その結果生まれたものを取り入れ、少しずつ変えていく。そうやって世界が広がることは、アイドルをさらに多角的に輝かせることにつながるはずです。
 大事なのは、否定しないこと。まず受け入れてみてから、そこになにがあるかを確かめ、良いものはいいと素直に認める。
 それぞれのPがもつ思いはすべてが平行線かもしれませんが、それはすべてアイドルの中に存在しうるものであるのですから、すべてが共存しうるはずです。そしてそれは、アイドルを様々な形で輝かせることにつながるはずです
 武内Pと美城常務が、そうであったように。
 これはきっと大切なことであると、自分は思います。

 

 

 

 以上でアニデレ振り返りを終了します。
 短い間でしたがお付き合いいただき、ありがとうございました。

    改めて、この作品が自分にとって大切な作品であることを再び実感出来ました。
 願わくば、アニデレがこれからも皆さんの胸に残り続ける作品でありますように。

 

ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA

アニデレ総まとめ(最終回)「NGsが得たもの」

 

 おはようございます。総選挙が明日からだというのにいまだに新生活が落ち着かないです。デレステ、久しぶりに上位のほうを取り逃しました(どうでもいい)。
 最終回をコツコツ振り返ってもいいんですけど、ボーナスステージ的な側面が強い回ですし、「これからも続いていくシンデレラたちの物語の区切り」のエピソードとして、言葉はいらないかなと(物足りなかった人はNOMAKE25話をぜひ)。
 だから今回は、NGsについて振り返りたいと思います(本来そういう趣旨)。
 彼女たちが、どんなふうに歩んで、どんな場所にたどり着いたのか。主観がたくさん入りますが、お付き合いいただけると幸いです。

 

 

 

 

 

本田未央のまとめ


 アニデレ放送当時はまだデレステがなくて、アイドル同士の横の広がりがあまりたくさんない時代だったので、アニメは過去最大級の広がりを見せたものだったわけなんですが、そういった中で、一番新しい面が掘り下げられた子は未央なんじゃないかと思います。

 はつらつ元気で、絆に熱い友情番長! という明るい側面がフィーチャーされがちな子ではあるんですが、アニデレで見えてきたのは精神的な未熟なところが多かったですね。
 小心者な一面が見えたり、感情的になると自分を追い詰めがちな面だったり。でも見えたのは、そういう未央のマイナス面というだけでもなくてですね。
 円滑なコミュニケーションのために気配りをしたり、悩める後輩にアドバイスしたり。後半のエピソードでは、ふさぎ込んでしまった卯月と、そんな卯月を見て揺らぐ凛の間を取り持つなど、リーダーとして、少し大人な対応も見せたりもします。
 それは、もちろん彼女の持つ天性のものでもあるでしょうが、それ以上に、彼女が6話を経て、これまで以上に頑張ろうとした結果なのかとも思います。

 別に頑張ろうと思ったからって人って急に変わるわけじゃなくて、実際、20話では衝動的にまた逃げ出して、抱え込んでしまうわけです。でも、今度は立ち上がり、立ち向かうんです。あの時のようにしないために。

 彼女は、特別強い子ではありません。器用でいろんなことができても、決して天才タイプではなくて。
 でもだからこそ、誰かのために頑張れる彼女の姿は、とてもキラキラしていて、いつだって輝いているんだと思います。
 そんなアイドルに、彼女はなれたんだと思います。

 


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(きっと、彼女が繋いでいた)

 

 

渋谷凛のまとめ


 結構意外な一面が見えてきた未央と比べると、割と最後まで凛は方向性が同じだった気がします。

 プロデューサーのスカウトでアイドルを知り、卯月の笑顔でアイドルの輝きを感じ、夢中になれるものを探しにアイドルの世界に飛び込みました。
 何も知らない世界で歩みを進めるうちに、少しずつアイドルというものに、自己を表現する場所としての価値を見つけていきます。
 あらゆることに無関心だった彼女が、アイドルという世界で初めて、歩みたいと思える道を見つけたわけですね。
 だからこそ、トライアドに対する感情にも嘘をつけなかったわけで。
 自分が見つけた可能性のすべてを手にしたくて、まっすぐ進み続けたわけです。

 ただ、まっすぐさは不器用さの裏返しなわけで。
 卯月の笑顔が曇ったとき、彼女は少し情けない姿を見せるわけですが、それはきっと、彼女にとって卯月が、自分の輝きの原点だったからだと思うのです。自分の根幹が揺らぐのと同じなわけですね。
 だから、離れていきそうになる卯月を見るとあんなふうになっちゃうのかもしれません。
 誰よりもまっすぐ見てるから、それを手放したくないというか。ちょっとわがままな子なのかもしれませんね。

 でも、もう大丈夫でしょう。
 彼女の根幹は、もう元通りになりましたから。これまでのように彼女は自分の可能性を追い求めて前に進んでいけると思います。
 きっと、自分の知ったすべてを持って、昨日よりも輝いていくのでしょう。
 今まで以上に、全部を大切にしながら。

 


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(いつも、新たなキラメキを)

 

島村卯月のまとめ

 

 普通の女の子として、キラキラしたいという思いを抱えて、アイドルになった卯月。
 しかし周りの女の子は、みんなそれぞれの輝きを持つ子たちで、じゃあ自分はどうだろうか? と卯月は常に考えていました。
 ダンスが上手なわけではない、歌が特別優れているわけでもない、そんな自分のいいところはなんだろうか。
 客観的に見る我々は、笑顔と即答できます(ほかにもいろいろ挙げる人がいるでしょう)。でも卯月自身は、前に進めない自分を見て、ずっと自信を持っていて取り柄にすらも自信を持てなくなってしまうんですよね。
 不安と恐怖に包まれて、止まってしまった足取り。
 でも、そういう不安をぬぐってくれるのは、結局挑戦した後の「成功」だけなんですよね。
 いろんなアイドルの思いを聞いて、プロデューサーの手を取って、もう一度前に進む覚悟を決めるんです。

 キラキラしたい。その彼女の願いは、最後まで変わりませんでしたし、きっとこれからも変わらないと思います。
 でも、彼女の心は、アイドルになったばかりのころとは違います。
 漠然とした憧れを持って魔法を待つだけでは、もうありません。
 自らの意思で、輝くために努力していけるはずです。
 頑張ります! という言葉とともに。

 


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(いい笑顔です!!!)

 

 

 

まとめ


 アニデレという物語は、濃厚なドラマが絵が描かれていますが、実はお話自体は存外シンプルだったりします。お話の中でのアイドルたちの葛藤も、中身自体は結構シンプルで、それほど特別なものは多くありません。
 そしてどの問題も、すべてがすべて完全解決するわけじゃなかったりします。
 未央はまだまだ未熟な面も見られますし、凛もまだまだ夢中になっている途中ですし、卯月も自信のきらきらの形を見つけたわけではありません。
 彼女たちはまだ、夢の途中にいます。
 では、この物語はどんな物語だったのでしょうか?

 自分個人の意見ではありますが、アニデレは、「アイドルになる」物語だと思っています。
 346のアイドルになった子たちは、最初は周りに導かれ、魔法をかけられるようにアイドルとして輝き始めます。そんな彼女たちが、やがて自らが歩む道を決め、魔法にかけられた女の子としてではなく、アイドルとして歩みだします。
 ゴールにはまだたどり着いていませんが、少なくとも、裸足のまま歩みだせるくらいには、彼女たちは強くなったのだと思います。
 わかりやすいところでいうと、「流れ星キセキ」という曲がありますよね。NGsの二曲目です。
 NGsの歩みをなぞるような曲ですが、一番でこんな歌詞があります。

 

「流れ星を見つけたら 何を祈ろう? 今は思いつかないよ だけど みんなで笑っていたいよ」

 

 アイドルになって間もなく、3人で活動を始めて、どうなるか、なんてきっと全然わからなかったと思います。だから、みんなで笑って「いたいよ」という願望、つまりは願い事の歌詞になっています。
 しかし、たくさんの困難を乗り越え、自らの歩む道を決めた彼女たち。歌詞も、こう変化します。

 

「流れ星を見つけたら きっと祈ろう キラキラしている未来を そしてみんなで笑っていようよ」

 

 これからも、これまで以上に輝いていこう、と。みんなで笑って「いようよ」という意思を。
 自分たちで、つないでいくのだと、確かな決心をしたNGsの気持ちが見えます。
 自分の道を歩いていくと決めたのです。きっと、CPのみんなも。

 

 最終話。CPの面々は、いつか彼女たちが憧れた衣装に身を包み、「シンデレラガールズ」と名乗ります。
 憧れる側から、憧れられる側になったわけですね。
 ですが、彼女たちはこれからも成長していきます。
 ラストシーンに現れた白紙のページには、きっと彼女たちかこれから歩む道が書き足されていくはずです。
 その道にはたくさんの苦難が待っているでしょうが、くじけても、また立ち上がれるはずです。

 

「――だってシンデレラは がんばりやでしょ?」

 


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(白紙にページは、どんなことが書きたされていくのでしょうね)

 

 

 

 ここで本編の振り返りはひと段落ですが、最後にもう一つだけ。
 プロデューサーと常務についてだけ、もう少しだけ触れる記事を書こうと思っています。
 そちらまでお付き合いいただけると、幸いです。 

 

ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA

アニデレ23,24話振り返り 「愛をこめて ずっと――」

 

 おはようございます。次回選挙の告知がやってきましたね。デレステとの合同開催が決まって、界隈が全体的にざわざわしてる気がします。
 新しいことを始めるときはいつもワクワクしますけど、こんな時にこそ昔を振り返るのも悪くないのかもしれませんね。
 特に自分にとってアニデレは原点なわけですし。
 この作品が持ってる輝きは、いつまでも大事にしていきたいです。

 

23話「Glass Slippers.(ガラスの靴)」

 

・立ち返り
 卯月が早退した翌日。卯月はプロデューサーに養成所での基礎レッスンを希望します。
 舞踏会に向けて、もう一度基礎に立ち返りたいとのこと。
 皆が皆、新しいことに挑戦している中で、まるで逆の立ち返り。プロデューサーも当然違和感を持ちますが、とりあえずその申し出を受け入れることに。
 一人の迷いはみんなで背負う。卯月が抜ける分の穴埋めを、プロジェクト全体で行っていきます。



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(卯月はどこへ向かうのか)

 

・止まったままの時間
 基礎レッスンに立ち返った卯月のもとを足しげく訪れるプロデューサーですが、卯月は何も変わりません。ひたすら基礎レッスンも続けます。
 未央達と会うことも拒み、閉じこもったまま。
 見かねたプロデューサーがクリスマスライブを提案しますが、乗り気ではない様子。まるで、先に進みたくないようで――

 

・話してないことがたくさん
 どうにも動かない状況が耐えられなくなった凛は、プロデューサーに卯月の居場所を尋ね、未央とともに卯月のもとへ。
 会って話してみても、はぐらかすようにあいまいで、逃げるような発言しかしない卯月に、凛はもどかしく感じます。そして、卯月を、初めて会話をしたあの公園に連れ出します。
 はぐらかしてほしくない、うその言葉で隠してほしくない、凛はそう告げます。
 未央もまた、卯月に話してほしい、そういうのです。
 そして卯月は、ぽつりぽつりと、その心境を打ち明け始めます。
 実は、このシーンまで卯月が自分の心証を誰かに打ち明けるシーンが一つもないんです。誰もが、「卯月はきっとこんな子だから、きっと大丈夫」そうやって、無意識にすがってしまっていた。だから、このシーンは、初めて3人がちゃんと向き合えた瞬間なのです。

 


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(凛のキラメキの原点は卯月だからこそ)

 

・私の輝きは何?
 長年のあこがれだったアイドルになった卯月。キラキラした何かになりたい、そんな願いとともに、踏み出した世界。たくさんの女の子たちとともに、歩き始めました。
 でも周りを見渡せば、みんなそれぞれの輝きを持っている。自分も負けないようにレッスンをする。でもみんなどんどん次のステージに進んでいて、隣に立っていた凛や未央も、新しい舞台で輝いています。
 では、卯月は?
 ずっと考えていたはずです。自分のきらきらはなんだろか、自分は何ができるのだろうか。追いつきたくてレッスンして、とにかくひたすら追いかけて、でも全然見つからなくて。
 本当に、私は輝けるのか? そう、疑ってしまったんです。
 プロデューサーは卯月の魅力を笑顔といいます。彼女の魅力の一つが笑顔であること、それは誰もが疑いようのない事実だと思います。
 でも、卯月自身がそれを信じられるかどうか。それは、また別の問題なんです。

 



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(自分を信じられなくて)

 

・友達になろう

「笑顔なんて誰でもできる」

 その卯月の言葉を、凛は強く否定します。
 夢中になれる何か、それを探してアイドル界に飛び込んだ凛。その彼女の原点は、卯月の笑顔だったんです。
 あの時の卯月の笑顔に感じたきらめきに、凛は、アイドルというものがもつ何かを感じ取った。卯月がそれを否定することは、凛がアイドルというものに感じ取ったきらめきすべてを否定することになるのです。だから、凛は絶対それを認めたくないはずです。
 泣き崩れる卯月と、言葉の出ない凛。そんな二人をつなぐのは、未央。
 泣きたいぐらいつらいのかもしれませんが、それでも彼女は上を見ます。
 かれそうになっている二人をつなぎ、こう提案するのです。

 

「もう一度友達になろう」

 

 お互い、いろんなことを知らなかったけど、今、やっと知れたから。だから、もう一度。
 ある意味で、本当のNGsのスタートは、ここからなのかもしれません。
 そして、卯月を置いて帰る二人。
 彼女を無理やり連れていくことはできません。卯月自身が、歩むと決めなければいけないからです。あきらめて立ち止まるのか、それとも――

 


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(卯月自信が歩き出さなくては)

 

 

 

24話「Barefoot Girl.(裸足の女の子)」

 

・案外、みんな同じようで
 次の日。卯月は事務所を訪れますが、まだ心は止まったまま。凛や未央の心に触れても、まだ心は決まりません。
 そんな彼女は、久しぶりに事務所の仲間とレッスンに参加します。
 みんなから、アイドルになったきっかけや、アイドルと向き合った時の思いを聞く卯月。
 そこから語られる言葉は、案外自分とそう変わらないような不安や心配で。でもだからこそ、前に進もうという意思もあって。
 あこがれていたみんなもまた、ずっと戦っていたことに卯月は気づきます。

 


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(案外みんな、似たようなもの)

 

・願いこと
 クリスマス公演にむけ、みんなのお願いを星型の紙に集めていくことになりました。
 CPはもちろん、ほかの部署からも。
 卯月も紙を受け取りますが、心は決まらず何も書けないまま、クリスマスライブの当日。
 プロデューサーの迎で会場に向かう途中、見つけたのはいつだか裏方の手伝いをした横浜のライブ会場。
 中を見学し、ステージへのあこがれを再び思い出したのか、自らの思いのたけを、卯月はプロデューサーに少しずつ話し始めます。

 

・「もうくじけない」
 誰かと自分を比べて、自分にできることを見失い、歩みだすことが怖くなってしまった卯月。不安と恐怖に包まれて、前に進めそうにありません。
 でも、プロデューサーは知っています。卯月にしかない魅力があることを。プロデューサーが信じる、卯月だけの笑顔があることを。
 だから、プロデューサーは卯月に言うのです。「選んでください」と。ここで止まるのか、何かを見つけられると信じて前に進むのか。
 わからないままを進むのは、もしかしたら、あきらめるよりずっとつらいことかもしれないけど、卯月は一人ではないから。
 卯月は、何かを求めて進む決意をするのです。

 


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(『もっと光ると誓うよ』)


 信じられなくても、信じて進むのです。キラキラした何かになるために。
 決意とともに、未央と凛のまつ会場へ向かった卯月。そんな卯月を涙とともに二人が迎えます。
 願いを書く紙をポケットに入れ(=夢を持って)、ステージに立つ卯月。その姿は、普通の女の子である自分を象徴するような、学生服(身バレするのでは? と思うかも知れないですけど、宣材が制服なので今更)。
 ステージに立っても、まだ迷いは残りますが、アイドルたちの声援を受け、静かに歌い始めます。
 体でリズムをとるだけだったのが、だんだんステップを踏み出し始めます。やがて、彼女に笑顔が。
 不安はあっても、それでもなお、このステージの一瞬を、彼女は誰よりも楽しんでいました。
 どんな困難にぶち当たろうと、笑い続けると、前を向き続けると。歌いながら、彼女は決意を固めていくのです。

「もうくじけない」
「未来に指切りして」

 やがて、彼女の笑顔が、会場全部を包み込んで――

「愛をこめて ずっと 歌うよ……!」

 凛は再びあの時の輝きを感じ取り、未央も安心の涙を。プロデューサーは柄にもなくガッツポーズまで。見ていたアイドルや、常務にも届くものがあったようで――
 たくさんの歓声に包まれながら、笑顔でそれにこたえる卯月。
 彼女が再び歩き始めたのでした。
 キラキラした何かを目指して。

 


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(いい笑顔です)

 

まとめ

 愛をこめてずっと歌うよ、って歌詞が大好きなんですよね。
 初めて聞いたの確かCPのソロ曲の詰まったアルバムで聞いたんですけど、デレステサイズではなかった歌詞で、彼女らしさが詰まっていてとても素晴らしい歌詞だと思っていました。
 だから、アニメで流れたときも死ぬほど感動しました(見返すたびに泣いてます)。

 このエピソード、一つ大事なところがあって。
 卯月は笑顔を取り戻したわけなんですけど、まだ、キラキラした自分になれたわけじゃないんです。夢がかなったわけではない。
 夢をかなえるため、これからも進み続けよう、っていう決意の回なんですよね。
 そして卯月の話に限らず、アニデレは「進み続ける」物語だと個人的に思っていて。
 成長する話というより、成長しようとする話というか。
 そういう、前へと進み続けようとする意志を持つまでが、セカンドシーズンなんだろうなと思いまして。
 なんだか、とてもシンデレラらしいというか、アイマスらしくて、いいなあ、って振り返りながら思いました。

 次回は最終回です。最後まで、よろしくお願いします。

 

ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA

アニデレ20話~22話振り返り 「冒険という選択」

 

 おはようございます。やってきました、NGs最大の山場です。
 ブログ用に見返した時、何度も胸が苦しくなりました。よく知った話のはずなんですけどね。不思議です。
 まあ、アイドルたちのことを何も知らなかった当時と、今で違う感想を持つのは、当たり前なのかもしれません。

 

20話 「Which way should I go to the castle?(城に行くにはどの道を行けばいい?)」

 

・まさかの申し出
 ついに動き出した常務のアイドルプロジェクト。その名も、プロジェクトクローネ。しかし、何故かそのメンバーの中にはアナスタシアと凛の名前があって……。
 当然事情を問い詰めるプロデューサーでしたが、常務は引く様子はなし。
 それどころか、秋の定期公演でプロジェクトの中間発表を要求される始末。もちろん、見合った成果を上げられなければ解散。
 話はそこで終わり、プロジェクトクローネへの参加については、アイドル自身に任せられることに……

 

・アーニャの場合
 一見すると塩を送るようでもありますが、クローネという大型プロジェクトに参加するというのは、アイドルの経験においては悪い話ではないというところはプロデューサーの認めるところ。
 アーニャも最初は渋っていましたが、クローネのプロジェクトに積極的に参加しようとする唯と文香の話を聞き、新しいことへの冒険に意欲を沸かせていた夏合宿の美波の姿を思い出します。

 


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(意欲的にクローネに臨もうとする二人)


 また、同じCP内でも、新しいジャンルに挑戦している蘭子の姿を見て、自らも、新しいことへの挑戦――冒険をしたいと思ったことを、プロデューサーに打ち明けます。
 一度は面食らったプロデューサーですが、プロジェクトの中だけではたどり着けない場所があることを認め、新たな場所へ挑戦するアーニャを支えることを約束します。前に見つけた笑顔の、さらにその先に向かうため、新しい場所で挑戦することを。
 そして、クローネへ参加することを美波に打ち明けるアーニャ。決して美波にアーニャが相談しなかったのは、自分の道を自分で決めたかったから。
 相談されなかったことや、新たな道に一人で向かうことを寂しく思いつつも、自らの思いとも重なるところがあるからか、お互いの道を尊重することにします。
 美波の姿を見て、自身も冒険することに決めたアーニャ。道は違えど、そこに宿る思いは同じなのでしょう。

 



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(同じ星を見ているから)

 

・凛の場合
 凛もまた、はじめはクローネへの参加を渋っていますが、加蓮や奈緒の強い思いを聞き、揺らぎ始めます。
 加蓮の提案で、凛が指示されたレッスンルームを訪れると、そこにはトライアドプリムスの楽曲が。
 加蓮と奈緒の歌を聞き、高鳴りが止まらなくなった凛は、そのまま3人で歌いあげます。NGsとはまた違う、新たな可能性を感じ取った凛。通りかかったプロデューサーもまた、自らの見聞を超えた、凛の新たな可能性を目にするのでした。

 

・わからないことがある
 自分がまだ知らない、自分の可能性を知った凛。クローネに参加したいという意思を持ち始めていますが、NGs、ひいてはCPのことが気がかりで結論はまだ出せず。未央と卯月に本心を打ち明けます。
 あまりにも唐突で、予想外な凛の発案に、大きく戸惑う未央と卯月。
 未央は、凛の新たな場所に挑戦したいという意思がわからず、受け入れることができません。卯月も戸惑ったまま動けません。
 凛自身も、新たな場所で何を得ることができるかわからず、はっきりと答えることができません。
 ぐちゃぐちゃになった感情を整理できず、衝動的に逃げ出してしまう未央。しかし、あの時は違い、プロデューサーがすぐにその後を追って――
 次の日のミーティング。伏せられていたクローネについての件、そして、未央のソロデビューが告げられるのでした。

 


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(今、できることは何?)

 

・NO MAKEは、社内の話
 常務が来てからというもの、何かと激動の346プロ内部。しかし、その実、アイドル部門に限らずグループ全体で彼女の改革の効果が出始めており、それはプロデューサーも実感している模様。
 プロデューサーは、その常務の敏腕さを認めつつも、自らのプロデュースを貫く覚悟を、すでに決めていたのでした。

 

 

 

21話 「Crown for each.(それぞれの王冠)」

 

・ゆらぐCP
 唐突に始まった未央のソロ活動。ユニットの活動自体に大きな影響はありませんが、未央の本心をつかみ損ねたNGsの二人が動揺します。また、秋の定例ライブは美波がソロで参加することが決まり、CP全体でも戸惑いが(美波のソロについてはラブライカの双方合意の上)。

 


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(思わぬ申し出に驚く面々)

 

・違う場所に行かなくちゃ
 ソロ活動の一環として、舞台に挑む未央。
 実は新たな場所に挑戦したいという凛の思いを知るため、自らもまた、未体験の世界に挑戦することに決めたのです。そして、自分でその答えを見つけなければならないと。
 プロジェクトの中では見えないきらめきを知るための挑戦、それが演劇なのでした。
 慣れない演技に苦戦しつつも、その中で様々なことを吸収していく未央。自らの器用さもあってか、確実に演技の腕を上げていくのでした。

 


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(わからないから、行かなくちゃ)

 

・冒険
 少しずつ違うフィールドに向かっていく未央やラブライカに、困惑を覚えるCPの面々。そんな中、重い空気を破ったのは蘭子でした。サマーフェスの時、全く自分のやったことのないことに挑戦しやり切った蘭子には、冒険ということへの確かな実感があり、アーニャたちの気持ちが少しだけわかる様子。
 結局のところ、聞いてみるのが一番早いという結論に至ったCPの面々は、ソロでレッスン中の美波と、話し合うことにしたというNGsの様子を見に行くことに。
 美波は、今まで以上に気合の入ったレッスンをしていました。
 アーニャと道はたがえても、そこにある思いは同じ。共に頑張ることを約束した二人は、これまで以上に頑張ることを決めたのでした。そして、CPの面々も、そんな美波の言葉を受け、気持ちが決まりだして――

 

秘密の花園
 久しぶりにちゃんと顔を合わせたNGsの三人。
 話がしたいという凛に、未央は台本の読み合わせを提案します。
 台本のシーンは、外の世界をあきらめた少年に、主人公がその素晴らしさを伝えるシーン。未央は、自らが学んだことを、自らが学んだ方法で伝えようというのです。
 はじめは懐疑的だった卯月と凛も、だんだんとその本質に気付き始めます。
 外の世界には、ここにはないきれいなものがたくさんあった。
 読み合わせも佳境の中、未央は台本にないセリフをポツリ。

「ごめん、待たせて」

 時間こそかかりましたが、未央は凛の違う世界に飛び出したいという気持ちを理解することができたのです。
 読み合わせを見ていたCPの面々とともに、よりきらめくために新しい挑戦をすることを誓うCP。凛もまた、クローネに参加することを決意しました。
 ただ、卯月だけは自らの歩む道が見つからず……。

 


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(前に進む決意をする凛。しかし、まだ卯月は踏み出していない)

 

・NO MAKEは、レッスンの話
 秋の定例ライブへ向けてレッスンを積むCP。新たなメンバーとも高めあいつつ、順調に進んでいます。
 未央も、参加こそはしないものの、当日に備え、ほかの人のダンスの自主練習を積んでいました。できることはやっておこうと、舞踏会に向け、とても前向きに努力ができているようです。

 

 

 

22話 「The best place to see the stars.(星を見るのに一番いい場所)」

 

・定例ライブ、開幕!
 様々な思いが交錯するなか、ついに始まった定例ライブ。
 前半のクローネ組の中には、アーニャの姿も、たった一人のステージながらも、堂々とした歌唱を見せます。
 CPも、新メンバーを加えた新体制で、今まで以上のパフォーマンスを発揮。NGsは今回未参加ですが、未央と卯月は裏方としてサポートに入ります。凛はもちろん、トライアドプリムスとして参加。
 準備中の凛のもとを訪れた未央は、凛に「NGsとして参加できないことは悔しい」としつつも、凛の挑戦にエールを送ります。一方卯月は、どこか落ち着かない様子でスタッフの手伝いをしていました。

 

・クローネ戦線異状あり?
 CPのステージは無事終了。常務の目から見ても光るものはあった様子。
 続いて、いくつかの部署の公演を経てクローネ後半のステージですが、一番手である文香が極度の緊張による胃痛で倒れてしまいます。
 現場は一気に混乱しますが、プロデューサーの現場判断でセットリストを入れ替えることで対処。その結果、トライアドプリムスの出番が早まることに。
 部署は違えど同じ事務所の仲間。全員でフォローをします。
 CPがつなぎのトークをしつつ、急ピッチで調子で進むバックステージ。出番が早まり、大舞台でのデビュー戦ということもあって緊張しっぱなしの奈緒と加蓮。そんな2人に、初めて舞台に立った時教わった、合言葉のアドバイスをします。
 いい感じにリラックスした二人は、凛とともに、ステージに挑みます。

 


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(いつか先輩にしてもらったことを、今度は自分たちが)

 

・星の見方
 状況把握のためバックステージに降りてきた常務。そのまま、初めて舞台裏からライブを観戦します。堂々たるステージの裏に隠された、様々な思いや個々人の頑張りを、初めて肌で体感した常務。
 上から見下ろすだけでは見えない星の輝きに、彼女が初めて触れた瞬間でした。

 

・一つの成果
 CP側からのアドバイスもあり、なんとかのりきったクローネ。その後は大きなトラブルもなく、無事定例ライブは終了。
 それぞれが自分なりの成長をし、全部を認められたわけではないにしろ、常務の中間精査も無事クリア。舞踏会に向けての大きな課題を一つ乗り越えました。
 舞踏会成功に向け、さらに気合の入る面々。しかし、卯月の表情だけは、どこか晴れない様子だったのでした。

 

・なくした笑顔
 定例ライブも終わり、美穂とのユニット活動を本格的に始めた卯月。その一環でグラビア撮影を行いますが、その表情がどこかぎこちない感じ。
 プロデューサーがあらわれたあとも、いつも以上に気負った様子で、笑顔がそこにはありません。調子が悪そうだと判断プロデューサーは、早退を勧めます。
 それを受け入れ、早退する卯月。その足取りは重く――。

 


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(わらえなくなったのは、どうしてか)

 

 

 

まとめ
 大きなエピソードの続く区間でした。
 ラブライカの新たな道に進む決意。CP全体の冒険への決意。
 そんな中、NGsは主に凛と未央。
 夢中になれる何かを探していた凛は、わからなかった可能性に挑戦し、もう一つの大切な場所と出会い、その可能性を開花させました。
 未央もまた、自身の挑戦を通して凛の思いを理解すると同時に、自らの新たな可能性を見つけます。
 不理解を乗り越え、アイドルとして成長した二人。ただ、二人は、いつもすぐ近くにいたのに、気づけなかったことが一つあって――。
 ずっとごまかして、無意識のうちに偽って、見えなくなっていた卯月の本心が、とうとう壊れてしまって。
 CPの面々は、前に進むことを決めました。では、卯月はどうするのでしょうか?

 次回は、23、24話を予定しております。よろしくお願いいたします。

 

ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA