時空を超える「これすき」

アイマス中心に、とにかく好きなものを好きということをメインとしたブログ。 Twitter → @hatenakiniwaka

2023年デュエマ復帰勢の買ってよかったカードとよくなかったカード

 

 

 

 

はじめに

 

 この記事は2023年ド頭に小学生ぶりにデュエマを始めた自分が今年一年カードを買ってみたうえでよかったと思うカードをランキングで記録したものです。

 あくまでよかったカードなので、強いカードとはイコールじゃないです。

 ついでによくなかったカードも書きます。

 

 

 

 

10位

 

 

 

《竜皇伸 ボルシャック・バクテラス》

 

最新弾のOR。

事前に見た時は「どう考えても重すぎる」、「若干出力にムラがあるんじゃないか?」、「そもそもチェンジ条件がきつすぎるだろ」とありとあらゆる面を疑っていて、まあ実際そういうところがあるカードだというのは使ってみても変わらないんですが。

ただそれ以上にうまく投げつけた時の爽快感がマジで半端なくて、アーマードの高コスト帯のパワーが上がっていることもあり超楽しいんですよね。

 「何もかも無責任だ!」と叫びながら無責任に殴り飛ばすのが最高に楽しい、いいロマンカードだと思います。

 

 

 

9位

 

 

《コーボー・マジカルショッカー》

 

 今年出たカードの中でも屈指のデザイン好きカード。

 正直ARev3弾が出るまではスペック的に「残念だったカード」としてあげようかなと思っていたレベルのカードだったんですが、最近いろいろちゃんと見直して使ってみたら超楽しいカードに化けてました。

 もともとの問題点として「マジックメクレイドのマナカーブにあんまりあってなく、Mogi林檎がないと使いにくい」、「即時起動できる手段がなくテンポが悪い」当たりの問題点がありました。この辺りが《Mogi事変》とか《カラクリバーシ》及びメガラストバーストのおかげで場に置きやすく、そして発動させやすくなりました。

 しかもそういう相性のいいやつらがなんかしっかりと手札を減らさずに動いてくれるおかげで地味に痛かった手札コストもどうにかこうにか補えるようになりましたね。

 バルバトチェスみたいなあたらしいメクレイドのあたりも増えてくれて、赤を取り入れたマジックメクレイドは今までと一味違う動きができて楽しいデッキになったなあ……と思います。

 

 

 

8位

 

 

アシステスト サイクル

 

 最新弾に入っていた3マナの軽減効果サイクルのカードたち。使ってみると地味ながら堅実にしっかりと強い動きを作ってくれる良カードでした。

特に偉いなと感じるのが2マナのクリーチャーのバリューを高めてくれてるところですね。わかりやすく強いのはアシスター系にくっつくことですが、ほかにもメカのチェンジ用2マナが殴るときに保険を作れたり、ジャイアントでいまいちマナカーブになじんでくれなかったキャディとかのマナを増やさない2コスのくっつきを良くしてくれたり……。

 成長チェンジをしたりする、2マナでクリーチャーを置く種族デッキだととても心が安心素敵なオアシスになってくれます。

 

 

 

7位

 

 

《機械神類 ヨミ》

 

 ゴッドノヴァっていうデッキタイプは基本的にゴッドが白黒なのにサポートカードが青のため色配分が基本的に信じられないくらい終わっているという問題がありました。しかりこいつが全部解決してくれました。

 カードとしても可食部が多くてプロジェクトゴッドで拾い損ねたものを拾ってきたり黒幕でアポロみたいな事したりブロッカーなのでゴッドゲートで受けをしてくれたり。シンプルな効果ながらできることが多くて助かる一枚です。

 光のブロッカーなのでヘブンズゲートからも出たりして、活用の方法もいろいろ考えられるのが楽しいところ。

 あとコットンとフリルが登場してくれたおかげで、こいつを4ターン目にプロジェクトゴッドで出すルートができてるのも超えらい。

 

 

 

6位

 

 

《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》

 

 発売当時の感覚としては重い+そこまでしてメクレイド8しなくてもよくね? という感想がどこまで行ってもぬぐえなかったんですけど、革命チェンジが出てきてくれたおかげで能動的な発動をさせやすくなりました。

 普通に覇ロード軸の5を軸にしたデッキに入れてもいいですし、ニーオマクアみたいな新しい当たりが増えたのでもうちょっと後ろ寄りで組んでも〇。自身がメクレイドの再抽選役を兼ねてるってところも素晴らしいですね。

 カードパワーの拡充によって使い道が増え強化された今年のお手本のようなカードだと思います。

 マジカルショッカーの時もそうでしたけど、今年は前半に発売されたカードが後半でバリューが上がる現象が多くてよかった。

 

 

 

5位

 

 

《謀遠 テレスコ=テレス》

 

 今年最高のハンデスカード。多くのプレイヤーにハンデスの楽しさを思い出させてくれたと同時にハンデスのむかつき度を思い出させてくれた闇のカード。

 単体の時点でハンド差が2つくカードなのに、アビスとかいう超つよ種族を持っているのでメクレイドで出てくるし覇ロードで出てくる。2体も3体も並べればほぼゲームセット。盾を刻みながらそれをターンの開始時にもぎ取っていくネチネチ戦略が始まります。

 本人が地味にブロッカーで防御力にもなるし、たまにアイオブザタイガーから出てきたりする。(効果が発動しなければ)VTで戻せるというのが唯一の温情か。

 こいつを振り回しまくってると、対戦相手のテンションがマッハで下がっていくのがとても好きです。

 

 

 

4位

 

 

《マジック・A・セミプーロ/♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》

 

 マジックメクレイドで一番偉いカードは何ですか? マジカルショッカー? Klaviamondo? Tune? いいえ、ほぼ確実に蝉ミンミンです。

 マジックメクレイド……特にモンドを軸にした場合、メクレイドをするために事前にクリーチャーの召喚+呪文詠唱をする必要があります。その場合、軽量カードを多く採用したり呪文からメクレイドできるマジカルショッカーを入れたり、はたまたフレンドバースト持ちを入れたり……とまあいろいろあるんすけど、それってつまりメクレイドするカード+メクレイドをサポートするカード+メクレイドで使うカードを入れることになりますが。

 そんなことをしていると2秒で受け札が消えます。真顔でちまちまクリーチャー並べて準備するのに受けが弱いとかやっていられません。

 しかしこの蝉ミンミン、低コストで山札トップにカードを仕込める呪文でありながら、上面が2面受けれるトリガーです。偉すぎます。

 こいつでTuneとか必殺を仕込むこともめちゃくちゃ多いので、とにかくこいつはメクレイドで派手なことをしようとする場合において抜くことは考えられないカードですね。

 

 

 

残念だったカード

 

3位

 

 

《シス=魔=シャル》

 

 生き残らない。

 

 

 

2位

 

 

《暗黒神星アポロデス・フェニックス》

 

 弱くはないが強くもない。

 

 

 

1位

 

 

《雷炎翔鎧バルピアレスク》

 

 ファイアーバードの出力に問題があるみたい。

 

 

 

以下強いカードに戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

3位

 

 

《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》

 

 こいつねえ。強いんですよね。

 単体でできることが馬鹿多いというか、普通に使って強いのに応用は場まであるすごいカード。

 想定運用はアーマードの横並べデッキにおけるすでに殴ったカードを起こして打点を倍加させるだと思います。アークゼオス2種がいるおかげで横展開の手段には事欠かないですし、そういうデッキだともう普通のトリガーじゃそうそう止まらない打点が組めることも多い。

 でもこいつ自身がしっかりSAなおかげで、自分が革命チェンジのタネにも慣れるっていうのがいいんすよね~。ボルジャアクのチェンジを盾に殴らずできる点とか超強いですし、あと横にクリーチャーがいれば今チェンジで出したボルジャアクを起こすこともできます。そうなったらマッハでバクテラスまで一直線。

 メタクリをどかして殴ったり、ドラゴンズサインとかで受けたり、変わったところだとイメンボアロで出しても強かった。

 まっとうな使い方から変な使い方まで対応した最高のカードです。

 

 

 

2位

 

 

《ボルシャック・アークゼオス》

 

 見ての通りだから言うことある? って感じのカード。

横展開してもよし、デッキ圧縮してもよし。地味な除去がとても偉く、おおむね言うことはない。

 そして何より、今年1年ずっと強かったという事実を抱きしめていきます。

 ラブ。

 

 

 

1位

 

 

《邪幽 ジャガイスト》

 

 世界1強いカード。手札2枚という重めなコストを加味しても5コスト帯のアビスのバリューが高すぎて余裕でおつりが来てしまうカードパワー。

 周りのカードが強いから―という前提はあるけれど、打点を作りつつもコントロール的な運用もしっかりできるこのカード、本当にぶん投げるのが楽しいし面白い。

 初動3,000円で買った時はとってもうおっとなりましたが、半年かけてビックリするくらいこすり倒せました。

 最高のカードです。ありがとう。

 

 

 

 

 

総評

 

 1年かけて種族を強化するというコンセプトでしたが、前半で出たメクレイドコンセプトと後半で出た革命チェンジのコンセプトがどっちもちゃんと強くて、最初出たカードの勝ちが後の上がることも多く一年かけて買い続けた価値がすごいたくさんあったシリーズでした。

 わりとどの種族もちゃんと強くてデッキの組がいがあって、パックを買って楽しかったですし、復帰できたのがこのシリーズでよかったなあとしみじみ。

 来年以降も楽しいシリーズを期待します。では。

 

 

TM and © 2023, Wizards of the Coast, Shogakukan, WHC, ShoPro, TV TOKYO © TOMY

アニメ「アイドルマスターミリオンライブ!」第一幕 ネタバレあり雑感



 

 

 

 ということで見に行ってきましたミリアニ。

 

 率直な感想としては結構よかったと思います。こんな感じのミリオンのアニメが見たいあ~って思っていた感じの作風がそのまま出てきた感じで、個人的にかなり好みな雰囲気になってました。以下雑感になります。

 

 

 

 ストーリーが本当に未来・静香・翼が中心って感じにまとまってて、ここが本当に英断だったと思います。ミリオンは全員一緒感の強くあるコンテンツなので、それを実現するために39人が割と平等に出るゆるい感じの作風になるのかな~なんて思ったりしてました。が実際は3人のアイドルデビューとミリオンスターズ誕生を重ね合わせて、信号機の三人を代表に765プロのシアターが出来上がっていく……みたいなバランスになってましたね。

 

 半端に全員を尊重して平等にするとどうしても人数の関係で濃いストーリーにするのは難しいかな~と思ってたので、こういう構成にしてくれてうれしいです。個人的には担当がたくさん映ることよりも、作品として骨太で面白くなってほしかったので。

 

 シナリオとしてはかなりテンポ間がゆっくりで、なんというか心理描写とかキャラの個性みたいなものをかなり大事にしたいのかなと感じました。第1幕の4話が終わっても正式なデビューがなく人前でもステージもなかったという構成は相当ゆっくりだと思います。今までのアニマスって3話にはステージがあったからね。

 

 アイドルとしての活動みたいなところがまだまだ描かれてない分、普通の少女がアイドルを目指していく過程みたいなところは相対的にかなり時間をかけて描かれてましたね。勢い重視の未来と考えこんじゃう静香がいい感じに対照的で、2人が互いにいい感じにお互いを支えあっている構図がとてもいい感じでした。未来が静香の話と歌を聞いてアイドルにあこがれて、そんな未来の姿に静香が励まされて……という1~2話の流れはすごく好きです。特にオーディションライブでも見せ方ひとつであんなにドラマの山場にできるんだなとびっくりしました。

 

 1、2話でアイドルを目指す動機をしっかり与えて、それを受けてその具体像を3話で百合子たちから提示するという流れもいいですよね。すでにステージに立っている人たちがそうでない人に気持ちを語って、お互いに同じ目標を持っているのだということを認識しあって仲良くなる。なんていうんでしょうね、こう、全然違う人が同じキーワードでつながって仲良くなる~みたいな描写ってなかなか近年のアイマスで見ないんですよね。ある程度キャラの関係性って出来上がってるところから始まるので(シャニとかではちょっとあるけど)。だから、ミリオンでこういう話が見れたのはアニメーションという0から順番に連続ドラマとして作っていける媒体だからこそだと思います。

 

 というか書いてて思いましたけど、ミリアニは結構連続ドラマとしての側面が強いですよね。主軸を信号機の三人とPに置いて、そこに絡ませるアイドルを変えつつ主題を進めていく感じになってます。いわゆる「担当回」みたいなものがなくて、メイン3人以外は自然なストーリーの中で個性を発揮していく感じになってますよね。どっちかというとこっちのほうが個人的には好みかもしれません。

 

 原っぱライブ前編となる4話はちょっと微妙でした。前半のコメディがあんまり好みの方向性じゃなかったというのもありますが(個人的にすれ違いコメディが苦手)、キャラクターの衝突の仕方がちょっと強引だったかなーと感じたのが大きいです。未来ちゃんの独白とそれに対するPのアンサーは好きだったのですが、見せ方はもうちょっとあるように感じました(僕が桃子のキャラ性を理解してない可能性もあるかもしれません)。

 

 作風的にまたこういう谷の展開は訪れると思うので、その時に期待します。

 

 全体として、連続性が強くキャラの心理描写を大事にしようとする方向性は好きです。ただ一方で、1クールアニメであることを考えると進行が遅いことは結構気になりますね。今回4話までの上映でしたけど、これでもまだ一つの話の途中ですし。

 

 このペースで行くとミリオンスターズ結成にほぼ半クール使うことになると思いますが、そこからつむかおの加入とかを行いつつってなるとかなり尺がない気がするんですよね。

 

 後半にもうひとひねりドラマを作ってくるとは思うんですけど、どうするんでしょうか。

 

 

 

 キャラの話。

 

 未来ちゃんは元気な感じとその中の繊細さのバランスがいい感じでした。最初に夢へのあこがれの描写がありましたが、あれがあるだけで相当違うと思いますね。2話の歌声がいつもより下手だった気がするんですけど、あれってやっぱ意図的に下手にしてるんですかね? わざと下手に歌えるのすげえなあって思いました。

 

 静香は割といつもの感じだった気がしますけど、うっかりやなところとか未来に突っ込むところなどコメディな一面が見れたのが好きでした。それでいて、歌のシーンは歌声だけで説得力を生めるのが本当にすごい。

 

 翼はまあ翼だなって感じ。このJC、社会的にぎりぎりのラインを渡りすぎだなってアニメだとより強く感じますね……。まあ彼女の出番はもうちょっとあとっぽいかな。

 

 コメディでイキイキしてたのは百合子、ロコ、まつり、茜ちゃんあたりでしょうか。見慣れた光景ではありますけど、アニメという媒体だとよりオーバーになるので笑っちゃいますよね。茜ちゃんがうるさすぎて笑う。

 

 個人的には可憐の格好ってこうしてアニメで見るとめっちゃ派手だなって思いました。

 

 2回も免許を見せてくれたこのみさんも素敵でしたね(?)。

 

 あと野球があってよかったです。

 

 紗代子はあんまり出番がなかったので今後に期待します。

 

 プロちゃんはまあバネPの後輩だなって感じ。765のPはこういう感じだよなうんうんっていうね。頼りないのに託されている仕事はすごいのはもはやアイマスお家芸か。とはいえ熱意はしっかり感じるので頑張ってほしい。ロコをかばうところとかはかっこよかったぞ。

 

 あとバネP,なんかめっちゃ強キャラの風格出してましたね。アイドルに必要とされてないんじゃないかと不安になってしまうお前はもう見れないのかよ……!

 

 

 

 雑多な話。

 

 最初のASライブ見ての通り幕張メッセだったですけど、めっちゃ知っている光景だったのでなんかいろんなアイマスライブの記憶思い出してぞわぞわしちゃいました。あまりも会場の解像度が高いせいで未来が本名名乗ってるところ見てP名にしなくていいのかな……とか思っちゃったレベル。

 

 お願いだからアニメの世界のライブは解像度を落としてほしい。アイカツくらいにしてくれ。

 

 AS全体曲に弱いので開幕の「Top!!!!!!!!!!!!!」で一人泣きかけてました。いやいいよねTop。神々しいようであったかくて優しくて、なんというか人生明日も頑張ろうってなる感じがして好きです。すっごく「愛」を感じる歌なんだよな……。

 

 最初のシルエットのムビマスリスペクトっぽい演出もよかったし、転びかける春香みたいな細かいネタもグッドです。

 

 CGの作画は全然気にならなかったですね。CGモノって初見は微妙でもクオリティがしっかりしてれば動いてさえしまえば気にならないがちなので心配してませんでしたが、想像以上だったと思います。

 

 まあやっぱ止め絵になるとちょっと気になりますけどね。それは仕方ない。

 

 

 

 以上そんな感じでした。

 

 何度も言うけど連続性のあるストーリーと心理描写重視の雰囲気はすごくいいと思います。ただゆっくりな進行もあって、「2時間の作品を見た満足感があったか」といわれるとちょっと微妙だったとは思います。

 

 こういう作品は積み重ねで後半につなげていく作風だと思うので、とにもかくにも評価は続きを見ないとだなと思います。3週間も待てねえよ。

 

 個人的な満足度はまあ10点中7.5くらい。クオリティ自体はしっかり高いので、今後に期待してます。

 以上です。読んでいただきありがとうございました。また第2幕の感想でお会いしましょう。

 

 

 

©Bandai Namco Entertainment Inc.

ラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 全話視聴感想〜個の尊重と全の目標〜

 

 

 

※ネタバレあり

 

 

 

 

 

推しです

 

 

 

 

【前書き】


こんにちは、ネクサス系統です。
ラブライブスーパースター2期で悲しい怪我を負ってしまったので、そこから逃げるように虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメを見てきました。

 

過去のラブライブ感想は↓に

 

 

honngyoup.hatenadiary.jp

 

 

honngyoup.hatenadiary.jp

 

 

honngyoup.hatenadiary.jp

 


リアタイ当時、スタッフの変更への戸惑いが強くて見ていなかったものの、見ていた知り合いからの評価は高めな印象があったのでせっかくなら……と手を出してみたのが先月のこと。割とスルスル見終わることができました。
では、ラブライブであって少しラブライブじゃない本作、個人的な感想を述べていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【点数】

 

6/10点

 

 

 

【短評】

 

キャラの魅力の掘り下げはピカイチ。暖かさ重視の作風は良くも悪くもといったところ。

 

 

 

【良いところ】

 

・個の尊重というテーマ


本作が明確に掲げていた「それぞれがやりたいことをやるスクールアイドル」というテーマ性は、概ね成功していたのではないかと思います。
初期衝動の再確認(1、2話)→個の尊重という答え(3話)→そのやり方の提示(4話)
という流れが導入としてはほぼ完璧で、作品の価値観を自然に示した上でキレイにその実例を見せてくる序盤はとても良かったと思います。
個別回のなかでも「本人のありのままを尊重する」というコンセプトは終始貫かれていて、見せたいものがはっきりしていたのは好印象でした。

 

 

 

・暖かさのある作品の空気感


今作の魅力は、作品全体を通して漂う柔らかい雰囲気だと感じました。個々が自分の内面・コンプレックスに向き合う過程を周りが支え応援するという姿勢がシーズン通して貫かれていて、ここはかなり好印象でした。
ただ単に平和な作品というわけでもなく、個々の成長に焦点を合わせながらもそこに希望と優しさを持って描こうとしていたので、見てて気持ちの良い後味を感じられる作品だなと感じます。

 

 

 

・キャラクターの魅力を引き出す描写の数々


今作はキャラクターの可愛さを魅せるのが上手いなと思いました。それは単に物語上でどんな役割を持つかだけではなく、例えば部室にいるシーンで誰が何処に座っててどんなことをしてるか、みたいなそういう細かいところまで気を遣っている感じがします。
何はなくとも、キャラクターの可愛さだけで最後までゆるゆる見れるくらいのパワーはあったと思います。

 

 

・オープニング


マジで可愛いです。

 

可愛い

 

 

 

 

 

【うーんなところ】

 

・ストーリーラインの縦軸の弱さ


基本的にどの回も個人の回は個人の掘り下げに注力しているので、特に同好会が再スタートしてからの中盤は全体の目標がないまま話数が積み重なっていくので、中だるみしているように感じました。
ギラギラしてない柔らかい雰囲気が魅力というのはわかるのですが、同好会としての目標がない=スクールアイドルとしての目標が見えないということなので、個々人が持ってるスクールアイドルへの熱が伝わりにくく、結果個人回での感情移入がしづらくなっているような気がします。
早めに同好会としての目標を立てたり、同好会として何を目指すかを探す回があったりしても良かった気がします。

 

 

・個から全への接続の悪さ

 

個人回が基本的にアイドルへの自分の向き合い方をテーマにしていることが多いため、基本的には個々人の中で完結する話が主となるのですが、その性質上同好会とファンとの接続が見えてこなかったため後半のスクールアイドルフェスティバルに関する話がやや過程を飛ばしすぎているように感じました。
一応果林のライブ→フェスというつながりはわかるのですが、スクールアイドルとしての同好会メンバーのそれぞれの活動もはっきり見えない(個人単位でなら描写された人はいる)ままファンだけがついてくるので、唐突に見えてしまいます。
個人の活動が多くの人を魅了していく過程を描くならば、まず同好会自体が一つ何かを自分たちだけで成し遂げるような描写が欲しかったなあと思います。

 

 

 

・中途半端な高崎侑のポジション


唯一アイドルではない特殊なポジションで参加している高崎侑ですが、ちょっと扱いが中途半端なように感じました。
前半と後半では同好会の再結成やスクールアイドルフェスティバルの開催に奔走するメインパーソンになるのですが、パーソナリティの掘り下げが薄いことや中盤やや影が薄いことが影響して、彼女の言動がやや突拍子もなく思えました。
みんなの活動を感動した! というのはわかるものの、ではそこからスクールアイドルフェスティバルにつながったこと、音楽をやる夢ができたこと、などの部分をもうちょっと彼女自身の生い立ちを絡めて掘り下げてほしかったなあと思います。
歩夢との友情も、もっとその深さがわかる描写が欲しかったなあと思います。

 

 

 

 

 

 

 

【総評】

 

従来のスポ根チックなストーリーやオーバーな美少女ゲーム萌え要素があったラブライブシリーズと比べると、全体的に落ち着いた雰囲気の作品だと感じました。
劇的なドラマこそないものの、個人の魅力が最大限尊重される物語は好感の持てるものでしたし、何処か混ざりたくなるような暖かな作風には好意的な印象を持つ人が多いことと想像に難くないです。従来作よりも、広い意味での青春物・日常物としての側面が強い作品でした。
個人的にはメリハリのある作品が好きなのでめちゃ好みかと言われるとそんなんでもないんですが、見て損した作品ではなかったと思います。
でもやっぱり優しいだけじゃ物足りない……なんて、自分の好みを再認識したところで、総評は〆させていただきます。

ありがとうございました。

 

 

 

©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

 

 

ラブライブ!スーパースター!!2期 全話視聴感想 〜渋谷かのんだけがスーパースター?〜

 

 

※注意

ネタバレあります。
きついこといいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【前書き】

 

こんにちは。ネクサス系統です。


この前ラブライブスーパースター2期を見ましたので、その感想を書いていきます。

 

前回のスーパースター1期の感想ブログから一年ちょっと経っての視聴です。放映終了から時間が経ちすぎですね。

 

 

 

↓前回の記事

honngyoup.hatenadiary.jp

 

 

 

まあもともと自分はリアルタイムでアニメを見るということができない人間なので、スーパースター2期が放映されてることは知っていたものの完全に放置しちゃってました。結果一年越しになったのは見たい欲を高めるには良かったのかもしれません。


ちなみに前評判は何も入れないで見たのですが……なんというか…………その………………感想について、殆ど褒めないので、そのつもりでご覧ください…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


【点数】


2.5/10点

 

 

 

【短評】


ストーリー構成に激しく難あり。1期いいところが削がれまくった続編

 

 

 

 

【良いところ】


・ライブシーン
ライブシーンに関しては、演出がかなり凝っていると思うシーンが多かったです。全体的にカメラワークがアグレッシブで、一瞬で「おっ」と目を引かれる瞬間が多かったのが満足度の高さに繋がってるのだと思います。曲も割りと好きで、ビタミンSummerなんかは割とずっと聞いてます。

 

 

 

・エンディング
髪型交換がかわいいですね。

 


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うん、かわいい。

 

 

【うーんなところ】


・新入生登場の意味


4名の一年生を加えて9人体制になったというのが本作の大きな要素ですが、ここが話の盛り上がりにつながっていないように思えます。


シーズン全体を通して「下級生と上級生の実力差」が強調されるシーンばかりで、逆に一年生から二年生にポジティブな影響があったとわかるシーンが皆無でした。
そのせいで、まるで一年生がリエラの足を引っ張っているようのシーンばかり続いてしまっています。


また、そもそも一年生のキャラの掘り下げが足りていないのも……うーんという感じでした。


きな粉はリエラに入る理由がやや突発的だったので、追加後に自分のスクールアイドルとしてのあり方を見つめ直す回があるセカンド主人公みたいなもんかと思っていましたが特に何も無し。北海道実家くらいしか印象的なものがないの気がします。


科学室組は完全に加入回が出番のピークです。メイはまだ葉月回で少しメインにかかわる部分がありますが、四季に至っては本当になにもないです。そもそもお互いアイドルオタク・発明家という個性があるのにもかかわらず、それがほとんど本編で絡んでこないのは単純にキャラを持て余していると思います。


夏美に関しては、そもそも導入の部分のゲスさが気になるキャラでした。得意なことがないと自分を卑下するシーンがあったのはわかるのですが、あまりにも儲け方が生々しくいやらしいのでちょっとそこはいただけませんでした。後半でも心を入れ替えるというよりかは、単純にコメディ要因になってしまったという感じがします。丸くなったのかどうかすらよくわかりません。


全体的に加入までのドラマは用意されていても、加入後になにかするシーンが少なすぎて賑やかし以上になっていないのが問題なのだと思います。これでは後輩を増やした意味がわからないと思いました。

 

 

 

・ライバル不在によるラブライブの盛り上がらなさ


オープニングで「負けない」、「勝つ」という言葉が強調されていましたし、前作のラストが悔しさを感じるところだったのでそこから努力と勝利の話が描かれるのかと思っていました。しかし、この路線は魅力的なライバル不在によって成し遂げられることはありませんでした。


まず前作リエラを倒した、超えるべき壁であるサニーパッションはあっさり予選敗退しそのままずっとフェードアウトしてしまいました。1期であの強い引きを作ったライバルとは思えない扱いです。


そのかわりに出てきたのが中学生のマルガレーテですが、彼女はラブライブに対し「レベルが低い」などの見下すような発言ばかりを繰り返す非情にとっつきにくいキャラです。しかもよりによってそんな発言「しか」しゃべらないうえ、ラブライブに出る理由や人物背景が語られたのはまさかのリエラへの敗北後。


そんなタイミングでわかったところで困るだけですし、正直理由がわかったとしてもラブライブへの怒りはやつあたりという印象が強いというのが本音です。


上記のようにライバルとなりうるスクールアイドルを上手く用意することができず、「勝つ」ラブライブという意味ではほぼ消化試合に見えてしまったのが良くなかったと思います。


キャラの見せ方を少し変えるだけでも全然違ったと思うので、もったいないと思いました。

 

 

 

・明らかに偏りすぎているキャラ描写


本作は9人のメインキャラがいますが、明らかに2期での活躍が少なすぎる子が多いと思いました。


一年生のろくな掘り下げがない、という話はさっきもしましたが、2年生も正直ほとんど活躍がありません。


ちーちゃんは序盤に部長に就任するという大きな転機になりそうな要素がありましたが、それがドラマにつながることはありませんでした。結局要所のまとめ役はほぼかのんですし、やることといえば結局いつも通り練習の取りまとめばかり。忘れた頃に実力差問題に言及するだけになっていました。


葉月は個別回こそもらっていますが、逆に言うとそれだけです。かっこいい活躍は見当たりません。生徒会のことや音楽科の生徒であることなど、ほとんど身の回りの設定も生かされることはありません(個別回で大量にゲームをもらったところくらい)。
クゥクゥとすみれも基本コメディリリーフであり、二人の話である九話もまあ盛り上がりはしたんですが……それ以外が……。

 

 

 

・渋谷かのん


これまでキャラ描写が不足している部分の話をしてきましたが、じゃあその分の描写がどこに流れたのかというとかのんに流れました。


元々1期のころからスーパースターはかのんが明確にメインとして据えられている雰囲気はありました。が、2期のかのんはメインを通り越してかのんを中心にしか話を回せていないというレベルでかのんの活躍にウェイトが重く置かれています。


正直、物語の流れとして違和感がバリバリ出まくっているレベルです。

 

 

 

 

 

 


一年生の加入回の最後の後押し役が全部かのん、マルガレーテとの対話もほぼかのん、ラブライブの大事なところで決めるのもかのん、後半の話の主題はかのんと留学の話にシフト……。


別に主人公をメインに据えることを間違いだとは思いません。しかし、他のキャラの存在感を希薄にしたり、前後の流れを明らかに叩き切ってまで(たとえば夏美の加入回は無理矢理な言い訳を付けてかのんに北海道に行かせて勧誘をしている)やることではないのでしょうか。


正直かのんのキャラクター性を超えたレベルの役割を与えすぎて、違和感が強いです。

 

 

 

 

 

 

・投げっぱなし&着地点を見失ったエンド


なにより良くないのは、アレだけラブライブを最終目標に置きながらも後半の話の主題をかのんの留学においてしまったことではないでしょうか。


留学の話自体がマルガレーテとかのんを対比させるために突然出てきた設定という印象が拭えないのにも関わらず、その留学をどうするか、に話のメインを持って言ってしまったせいでラブライブが完全におまけになっていってしまいました。


あれだけオープニングで勝つことを強調し、中盤までラブライブで優勝すること何度も掲げ続けてきたのにも関わらずです。


しかも結局優勝したあとかのんの留学はなかったことになり、3期へ話は持ち越し。
どうしてそうなるんでしょうか。本当にわかりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【総評】


まず先に、本当に好き勝手言ってしまって申し訳ございません。


しかしそれでもこれを書かずにいられなかったのは、見終わった時の悲しさを未だに発散できずにいたからです。


二期を見終わってからというもの1期のオープニングやエンディングを無限再生しては物思いにふけてばかりで、ああ自分って本当にラブライブスーパースターが好きだったんだなあと最近になって気づきました。


だからこそ、その好きだったところが全てなくなってしまった2期の出来栄えは悲しく、つらいです。


3期に関しては、もう正直何を期待していいのかすらわからないのですが、1期の時に感じた喜びはまやかしではなかったと、一瞬でも信じさせてくれる作品になって欲しいと思います。


それだけが私の願いです。

 

 

 

©2022 プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

#俺達の夢ソン生 ネクサス系統資料

自己紹介

 

前提

・全員別事務所

・イメソン放送の曲は自薦イメソン

・記載がなければ私はP

 

多田李衣菜

アイマス最初の担当であり、自分のアイマスの原点にして最新。

彼女がいなければここまでアイマスしてこなかった気がします。

関係性としては隣を歩く相棒的な感じ。前向きに途方もない夢を見る彼女と同じ目線で大層な目標を抱えて、無理だなんて思う暇もない速度で走ってる感じです。

いつか二人で伝説になるんだ〜。

 

過去の投稿

かます

惑星ループ/ナユタン星人

https://youtu.be/LNX0GsjBP2w

「憧れをかなえた多田李衣菜」を目指す自分たち。それがどんなに遠くても、それでも夢をかなえることしか考えられない。そんな無邪気さの曲です。

 

おるます

アカシア/BUMP OF CHICKEN

https://youtu.be/4dnT-kKIO6Y

ワナビー・レジェンド]っていうデレステSSRで「伝説になる」って言った多田李衣菜に対して「じゃあ俺も隣で伝説になるよー」って返したかったっていう曲です。

 

ばんます

天体観測

https://youtu.be/j7CDb610Bg0

多分そのうち多田李衣菜は本物のロックミュージシャンになるためにアイドルを辞めるんだろうなあ、って思ってるんですけど。

アイドルとプロデューサーじゃなくてもお互い頑張っている姿を見て高めあえるんじゃないかなーって思ったので送った曲です。

 

参考リンク

https://honngyoup.hatenadiary.jp/entry/2020/06/11/230951

昔書いたブログです。

 

高山紗代子

プロデューサーとして応援している世界線と、クラスメイトとして付き合っている世界線があります。

頑張り屋なんですが自信がない彼女にとって、「その努力は実るよ」って教えてあげたいのがプロデューサーとしての自分で、「君の頑張る姿はすごく素敵だよ」って言ってあげたいのがクラスメイトです。

いや頑張り屋なんすよ。

 

過去の投稿

かますコミハピ

アトミック恋心

https://youtu.be/JIdF-QzPJTw

高山紗代子に告白した回です。高山紗代子が好きなので勉強を頑張るために高山紗代子に勉強を教わってから告白しました。

 

ゲンカイジャー自薦生

スターマーカー

https://youtu.be/vk0iPWFxQ9w

紗代子の笑顔のために頑張りたいなーってやつ。笑顔、やっぱり好きなので。

 

天ヶ瀬冬馬

味方になりたいなーって思ったかっこいい人。まっすぐすぎて逆にまっすぐ生きるのが今の現実的に難しいだろうなあって思うから、そんな彼のために力になろうって決めたのが担当のきっかけです。君を支える僕になるからさ。

オフでは友達。

 

過去の投稿

かます

〇〇は受信機なんです

https://youtu.be/MlNBPKVgt9M

現実と冬馬の戦い。これを支えるのが自分の仕事。

 

木星のビート

https://youtu.be/5FiTUHo9G48

自分と彼の歩き方です。ゆっくりと、けれど確かにまっすぐぶれずに。

ちょっと休みたいときに休めるように、ぐらいな感じで。

 

・有栖川夏葉

凛々しくかっこいい人で、隣に立つにはちょっと勇気がいる人。でもこんだけいろいろ持っててもそれでもなお上を見れるんだから、気持ちだけでも追っつかないとなあーって思ってしまったわけです。

初めてTrueを見た子です(アルティメットマーメイド)。

Pとしてはめっちゃかっこつけて追っついてるけど、メタ的に見ている自分はこんちくしょうめって言いながらくらいついてます。

 

過去の投稿

かます

明星ギャラクティカ

https://youtu.be/pIDodd6Ac2Q

ほんのり恋しているように見えなくもないけど、2人して頂点しか見てないしそういうお互いが一番好きみたいな曲。Pとアイドルであるのが理想の関係性だと思いたい。

 

Vます

up-to-date

https://youtu.be/7vURHWd-pJk

 

参考文献

 

 

その他

・白瀬咲耶

ちょっと好きになっちゃったので何とか口説きたい。

他者に屈託なく好意を向けるようなコミュニケーションをするくせにそれを向けられると弱いところ、ちょっとふわふわしてておっかなくて。

うまいことこう……頑張りたいっす。

どういう関係性を築いていくかは探ります。

 

まだイメソン送ったことはないよ。

 

以上。