はじめに
この記事は2023年ド頭に小学生ぶりにデュエマを始めた自分が今年一年カードを買ってみたうえでよかったと思うカードをランキングで記録したものです。
あくまでよかったカードなので、強いカードとはイコールじゃないです。
ついでによくなかったカードも書きます。
10位
《竜皇伸 ボルシャック・バクテラス》
最新弾のOR。
事前に見た時は「どう考えても重すぎる」、「若干出力にムラがあるんじゃないか?」、「そもそもチェンジ条件がきつすぎるだろ」とありとあらゆる面を疑っていて、まあ実際そういうところがあるカードだというのは使ってみても変わらないんですが。
ただそれ以上にうまく投げつけた時の爽快感がマジで半端なくて、アーマードの高コスト帯のパワーが上がっていることもあり超楽しいんですよね。
「何もかも無責任だ!」と叫びながら無責任に殴り飛ばすのが最高に楽しい、いいロマンカードだと思います。
9位
《コーボー・マジカルショッカー》
今年出たカードの中でも屈指のデザイン好きカード。
正直ARev3弾が出るまではスペック的に「残念だったカード」としてあげようかなと思っていたレベルのカードだったんですが、最近いろいろちゃんと見直して使ってみたら超楽しいカードに化けてました。
もともとの問題点として「マジックメクレイドのマナカーブにあんまりあってなく、Mogi林檎がないと使いにくい」、「即時起動できる手段がなくテンポが悪い」当たりの問題点がありました。この辺りが《Mogi事変》とか《カラクリバーシ》及びメガラストバーストのおかげで場に置きやすく、そして発動させやすくなりました。
しかもそういう相性のいいやつらがなんかしっかりと手札を減らさずに動いてくれるおかげで地味に痛かった手札コストもどうにかこうにか補えるようになりましたね。
バルバトチェスみたいなあたらしいメクレイドのあたりも増えてくれて、赤を取り入れたマジックメクレイドは今までと一味違う動きができて楽しいデッキになったなあ……と思います。
8位
アシステスト サイクル
最新弾に入っていた3マナの軽減効果サイクルのカードたち。使ってみると地味ながら堅実にしっかりと強い動きを作ってくれる良カードでした。
特に偉いなと感じるのが2マナのクリーチャーのバリューを高めてくれてるところですね。わかりやすく強いのはアシスター系にくっつくことですが、ほかにもメカのチェンジ用2マナが殴るときに保険を作れたり、ジャイアントでいまいちマナカーブになじんでくれなかったキャディとかのマナを増やさない2コスのくっつきを良くしてくれたり……。
成長チェンジをしたりする、2マナでクリーチャーを置く種族デッキだととても心が安心素敵なオアシスになってくれます。
7位
《機械神類 ヨミ》
ゴッドノヴァっていうデッキタイプは基本的にゴッドが白黒なのにサポートカードが青のため色配分が基本的に信じられないくらい終わっているという問題がありました。しかりこいつが全部解決してくれました。
カードとしても可食部が多くてプロジェクトゴッドで拾い損ねたものを拾ってきたり黒幕でアポロみたいな事したりブロッカーなのでゴッドゲートで受けをしてくれたり。シンプルな効果ながらできることが多くて助かる一枚です。
光のブロッカーなのでヘブンズゲートからも出たりして、活用の方法もいろいろ考えられるのが楽しいところ。
あとコットンとフリルが登場してくれたおかげで、こいつを4ターン目にプロジェクトゴッドで出すルートができてるのも超えらい。
6位
《スパトー:ド:スパトゥー/邪暴乱舞》
発売当時の感覚としては重い+そこまでしてメクレイド8しなくてもよくね? という感想がどこまで行ってもぬぐえなかったんですけど、革命チェンジが出てきてくれたおかげで能動的な発動をさせやすくなりました。
普通に覇ロード軸の5を軸にしたデッキに入れてもいいですし、ニーオマクアみたいな新しい当たりが増えたのでもうちょっと後ろ寄りで組んでも〇。自身がメクレイドの再抽選役を兼ねてるってところも素晴らしいですね。
カードパワーの拡充によって使い道が増え強化された今年のお手本のようなカードだと思います。
マジカルショッカーの時もそうでしたけど、今年は前半に発売されたカードが後半でバリューが上がる現象が多くてよかった。
5位
《謀遠 テレスコ=テレス》
今年最高のハンデスカード。多くのプレイヤーにハンデスの楽しさを思い出させてくれたと同時にハンデスのむかつき度を思い出させてくれた闇のカード。
単体の時点でハンド差が2つくカードなのに、アビスとかいう超つよ種族を持っているのでメクレイドで出てくるし覇ロードで出てくる。2体も3体も並べればほぼゲームセット。盾を刻みながらそれをターンの開始時にもぎ取っていくネチネチ戦略が始まります。
本人が地味にブロッカーで防御力にもなるし、たまにアイオブザタイガーから出てきたりする。(効果が発動しなければ)VTで戻せるというのが唯一の温情か。
こいつを振り回しまくってると、対戦相手のテンションがマッハで下がっていくのがとても好きです。
4位
《マジック・A・セミプーロ/♪閑かさや とにかくブレイン 蝉ミンミン》
マジックメクレイドで一番偉いカードは何ですか? マジカルショッカー? Klaviamondo? Tune? いいえ、ほぼ確実に蝉ミンミンです。
マジックメクレイド……特にモンドを軸にした場合、メクレイドをするために事前にクリーチャーの召喚+呪文詠唱をする必要があります。その場合、軽量カードを多く採用したり呪文からメクレイドできるマジカルショッカーを入れたり、はたまたフレンドバースト持ちを入れたり……とまあいろいろあるんすけど、それってつまりメクレイドするカード+メクレイドをサポートするカード+メクレイドで使うカードを入れることになりますが。
そんなことをしていると2秒で受け札が消えます。真顔でちまちまクリーチャー並べて準備するのに受けが弱いとかやっていられません。
しかしこの蝉ミンミン、低コストで山札トップにカードを仕込める呪文でありながら、上面が2面受けれるトリガーです。偉すぎます。
こいつでTuneとか必殺を仕込むこともめちゃくちゃ多いので、とにかくこいつはメクレイドで派手なことをしようとする場合において抜くことは考えられないカードですね。
残念だったカード
3位
《シス=魔=シャル》
生き残らない。
2位
《暗黒神星アポロデス・フェニックス》
弱くはないが強くもない。
1位
《雷炎翔鎧バルピアレスク》
ファイアーバードの出力に問題があるみたい。
以下強いカードに戻ります。
3位
《飛ぶ革命 ヴァル・ボルシャック》
こいつねえ。強いんですよね。
単体でできることが馬鹿多いというか、普通に使って強いのに応用は場まであるすごいカード。
想定運用はアーマードの横並べデッキにおけるすでに殴ったカードを起こして打点を倍加させるだと思います。アークゼオス2種がいるおかげで横展開の手段には事欠かないですし、そういうデッキだともう普通のトリガーじゃそうそう止まらない打点が組めることも多い。
でもこいつ自身がしっかりSAなおかげで、自分が革命チェンジのタネにも慣れるっていうのがいいんすよね~。ボルジャアクのチェンジを盾に殴らずできる点とか超強いですし、あと横にクリーチャーがいれば今チェンジで出したボルジャアクを起こすこともできます。そうなったらマッハでバクテラスまで一直線。
メタクリをどかして殴ったり、ドラゴンズサインとかで受けたり、変わったところだとイメンボアロで出しても強かった。
まっとうな使い方から変な使い方まで対応した最高のカードです。
2位
《ボルシャック・アークゼオス》
見ての通りだから言うことある? って感じのカード。
横展開してもよし、デッキ圧縮してもよし。地味な除去がとても偉く、おおむね言うことはない。
そして何より、今年1年ずっと強かったという事実を抱きしめていきます。
ラブ。
1位
《邪幽 ジャガイスト》
世界1強いカード。手札2枚という重めなコストを加味しても5コスト帯のアビスのバリューが高すぎて余裕でおつりが来てしまうカードパワー。
周りのカードが強いから―という前提はあるけれど、打点を作りつつもコントロール的な運用もしっかりできるこのカード、本当にぶん投げるのが楽しいし面白い。
初動3,000円で買った時はとってもうおっとなりましたが、半年かけてビックリするくらいこすり倒せました。
最高のカードです。ありがとう。
総評
1年かけて種族を強化するというコンセプトでしたが、前半で出たメクレイドコンセプトと後半で出た革命チェンジのコンセプトがどっちもちゃんと強くて、最初出たカードの勝ちが後の上がることも多く一年かけて買い続けた価値がすごいたくさんあったシリーズでした。
わりとどの種族もちゃんと強くてデッキの組がいがあって、パックを買って楽しかったですし、復帰できたのがこのシリーズでよかったなあとしみじみ。
来年以降も楽しいシリーズを期待します。では。
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