前回
逆転裁判4の2話「逆転連鎖の街角」をクリアしました。
率直な感想としては面白かったと思います。最初のパンツ泥棒だの屋台泥棒だの変な事件をひとつの事件でつなげていく、どんどん全体像を明らかにしていく過程は楽しかったです。無茶苦茶な状況にそれっぽい答えを出す、というので言うと「逆転サーカス」とかに味わいは近いですかね。
最初緩い捜査から本題へ……というあんまり見たことない形だったのは挑戦を感じてよかった。ただ一方で、登場の人物の多さと散らかった事件がそれぞれドラマを持っているのもあって、ちょっと盛り上がりきらなかった気がしたのはちょっと惜しい。
被害者とラーメン屋のおっさんの関係とか、キタキツネ一家の家族関係とか、なんか面白そうな要素は多かったんですけど詰め込みすぎの弊害かそこにあんまり尺が咲かれなかったのはちょっと悲しい。
メインストーリー関連も「王泥喜の腕輪」、「みぬきと成歩堂の親子関係」、「7年前の事件と牙流検事」みたいに気になるものをばらまいてきてました。こういう作りがやっぱり連続ドラマっぽい気がする。
キャラについて。
みぬきちゃんは、めちゃんこキャラデザが好きな感じなので結構今んところ気に入ってます。とはいえダークサイド成歩堂によくない影響を受けているのかあぶなかっし行動が目立つ。怖いですね。より危なっかしいマヨイちゃんという感じ。
牙流検事はこれまでの逆転裁判のライバル検事と比べるとかなり柔和というか……有罪判決に強いこだわりがあるようなタイプではない様子。打ち負かしてやろうというより「真実」を大事にしている感じで、王泥喜達に対しても捜査させてくれたり最後には真実へのヒントをくれたりとかなり優しい。
なんか普通にいい人そうなんだよね。ある意味今まで以上に一筋縄ではいかなそう。
あと蘇る逆転の宝月刑事も久々に参戦。なんかやさぐれてたけども。かわいそうに。
本作のイトノコポジなのだろうか? いい感じに大人になったキャラデザはお姉さんの面影を感じて、いいと思います。
他全体的にアクの強いキャラが多かったけど、もうちょっとキタキツネ一家の話があったらよかったなと思いました。
最後とか、もっとグッとくる世界線もあった気がする。
システム面。
3D表現を使ったムービーとか、科学捜査とか凝ってる演出が多くて見ごたえありますね。指紋採取とかは楽しいし。
あとみぬく用なのかキャラのアニメーションめちゃくちゃクオリティーが上がっている気がする。牙流検事のエアギターとかパンツ泥棒のページをめくる動作とか。結構感動しました。2007年のゲームとかに今感動するのもあれなんですけど。
肝心のみぬくですが、システム自体は結構面白いと思うんですけどみぬいてからの揺さぶりかたがちょっと乱暴なパターンしかないのがもったいないような気がした。アニメーションの進化を堪能できるいいシステムだと思うんですけどね。後半に期待。
とういうことで2話でした。
粗削りなところも多いけどおもろさにしっかり昇華できててよかったと思います。
後半にも期待したいなあ。ということで次回は4-3でお会いしましょう。