とうとうきましたルリイロデイズ。
ノベルゲーム好きであり最近Vtuberにハマっているものとして、興味を持たずにはいられなかったこの作品。なにより、自分が一番ハマっている「天開司」が出演するとあれば、チェックしないわけにはいかない。
クラウドファンディングにも迷わず出資し、それから約3か月。とうとう配信日決定&体験版配信となりました。
早速遊んでみましたが既に結構満足してます。おもに爆笑的な意味で。せめてアートブックが付くコースくらいまでは金を出すべきだったか……という後悔もあるくらい。
せっかくなので感想と、プレイ中にわかったことをまとめたプレイメモをブログの形でまとめてみたいと思います。
元から興味があった人はもちろん、どんなものか知りたい人にとっても一つ参考になったら幸いです。
『シナリオ』
平凡な高校生である主人公が、忍者のいる学園に編入し~というお話。いやいやいやそんなのあり? みたいな環境にいきなり放り込まれて話が始まるのは往年のギャルゲやラノベのノリを感じます。
体験版時点では全体的に明るめなコメディが多め。いろいろ規格外な忍者のいる学園に主人公が振り回されつつも、瑠璃と「よっしゃ頑張って一番なろうぜ!」と意気投合するまでが主な体験版のシナリオ。
一方で10年前の事件、主人公の意味深な回想、瑠璃の家庭事情と歌の話、抜け忍の存在など一筋縄ではいかなそうな要素もちらほら。ラストには黒幕っぽいキャラも登場し、中盤以降はシリアスな忍者のバトルも見られるかもしれない。
まあ体験版部分のみでは「Vtuber」がでていることを除くと取り立ててすごいところのあるシナリオではないかもです。ただ逆に言うと取り立てて怪しいところもなく、一つの単なるビジュアルノベルとして見ても及第点以上の導入といえるのではないかな~と。後半次第でいくらでも化けそうですし。
テキスト面では登場キャストの小ネタが細かく、ファンならクスリとできる部分も多いでしょう。おはセロトニンニンとかおはクズって普通に言うのはさすがにちょっとシュールですが。
キャラに与えられた役回りも個人的には満足。いや9割展開司への満足ですけど……。
総括すると、体験版時点での感想としては「ファンアイテムとして良好、ノベルゲームとしても及第点以上」といった感じ。それ以上の評価は遊んでみてからですね。
『キャラ』
知っている人と知らない人がいるので何とも言えませんが、全員普段の配信等のキャラ性を残しつつ物語向けにアレンジされた感じになっているようです。
ヒロインは朝ノ姉妹でしょうか。少なくともこの2人は主人公にフラグがすでに立っているように見えます。ミル&晴は二人で1つって感じがしますね。まあタイトルからわかっていたことですがやはりこのゲームのメインは瑠璃との青春模様。すでにだいぶイチャコラサッサしてます。
しかし個人的にやはり注目したいのは天開司。主人公たちの教師役ですが、とにかく待遇がいいです。
何も知らない主人公に丁寧に指導する姿や麻雀で振り込んで絶望する姿はいつもの彼らしいところですが、体験版中では敵対組織の忍者を圧倒するかっこいい姿も。どうやらバリバリの戦闘要員らしく、シナリオ中盤以降でもカッコいい姿が期待できそう。
体験版でも登場頻度が高く、コメディでもシリアスでもかなりおいしい役どころ。彼の少年漫画好きを考えると、こういう役回り好きだろうなあ……! とこちらもうれしくなりますね。
とりあえず保証人(天開司ファンのこと)は体験版だけでもやる価値ありです。お勧め。
あと個人的にびっくりしたのがメイン5キャラ以外のキャラにも立ち絵があったこと。後述するシステムボイスも全員分合って、追加キャストのファンの方にも魅力があるんじゃないかな。
個人的にはコーサカが司になめ腐った態度を取るのがやはり良いと思ってしまいました。
『システム』
UIに関しては一通りそろってます。動作も軽い。なくて困ったのはフローチャートと巻き戻し機能くらい?
あと選択肢があったんですが特に分岐はなし。本編ではどうなっているのだろう。
まあシステム面で注目すべきは実用性ではなく、やはりシステムボイスとお気に入りボイス機能でしょうか。
コンフィグや履歴を開くとシステムボイスとしてキャストの方がしゃべってくれるのですが、これがキャスト全員分(メイン5人以外)にも用意されて感動しました。しかもしゃべる人をオンオフできるのがいい。自分はずっと司とコーサカのボイスだけオンにしてましたが、製品版では全員オンにしたい気持ちも……悩む。
ゲーム終了時にも声掛けてくれるのが個人的に一番ニヤッとしたところでしたね。
あ、あともう一つ、ムービーがきれいでした。あの絵本みたいなやつ。あれなんなんでしょうね。気になります。
『本編に期待すること』
バトルと歌、ですね。
体験版中でも戦闘描写がありましたが、もし途中からシリアスパートに行くならもっと熱いものが見られるのではないでしょうか。おもに天開司のものに期待しています。
歌については、瑠璃のプロフィール欄に歌についての記述があり、本編でも何か訳ありな様子があります。また公開されているCGの中に何やらバンドの練習をしているようなものもあって、実はこっそり挿入歌とかあるんじゃないかなって期待してたり。
それを抜きにしても、朝ノ瑠璃っていうVに関して歌という要素は重要なものでしょうし、確実にシナリオにも反映してると思います。気になってしまいますね。
あとはエンド数かな……一本道の可能性も捨てきれないですが、マルチエンドだったら嬉しい。やはりノベルゲームは選択肢分岐が面白みですし。
『感想まとめ』
最悪天開司のファンアイテムくらいにはなる、みたいな勢いで購入しましたが、1つのノベルゲームとしても楽しめそうで期待できる体験版だったと思います。
カッコいい天開司にも面白い天開司にも、あとラブコメ要素にも期待しつつ、ゆっくり先行配信を待ちたいですね。
感想についてはこの辺で。次は本編の感想で会いましょう。
閲覧いただきありがとうございました。
プレイメモ
・Chapter2-5まで。全体のボリュームがわからないので何ともだけど、長くて6とかまでかなあ? プレイ時間は4時間ほど。
・瑠璃との出会い→入学→主になる→ミル&晴ペア結成→特訓→茜とのひと悶着→テスト勉強→校内行事(バトル回)まで。全体の雰囲気はかなり明るく、常識の通用しない忍者の世界に主人公が振り回されるラブコメといった感じ。
・ただシリアスの種が全くないわけではない。最後の方には悪役らしき人物も出てきたりと、不穏な要素はいくつか。
・主人公はデフォルトネーム無し、名前入力可能。少し頼りないが誠実で優しいみたいな割とよくあるタイプのラブコメ主人公。鈍感属性も完備。呼ばれ方は様々だが主に「主(あるじ)」にちなんだ名前が多い。
・ラブコメ的な意味だと朝ノ姉妹→主人公。胃袋を掴もうとする茜、嫉妬して拗ねる瑠璃などがすでに描写としてあり。
・ミルと晴が忍者と主の関係になる。おそらく「性別はどうあれてぇてぇ」というコンビなのだろう。最初はちょっといろいろあったが途中からずっといちゃいちゃしてた。
・天開司は講師役として説明役、ギャグ担当、突っ込み、シリアス戦闘と割と何でもこなす美味しい役どころ。麻雀ネタの擦られっぷりなど体験版時点では瑠璃に次いで個人のネタも出番も多かった。
『強くてかっこいい』天開司が見られるぞ!
・タイトルにいなかったVcastにも出たキャラは全員に立ち絵あり。たみーが学園長で他はみな生徒役。ベルモンドのみ体験版に登場しなかったが終盤に彼らしき声を聞ける場面あり。黒幕役の可能性が高い。白上も直接はいなかったが冒頭の運転手がおそらく彼女……?
・システムボイスをキャラが担当する。しかも推しだけにしゃべらせるのも可能。これが結構嬉しい。
・お気に入りボイス機能搭載。セリフのブックマーク機能みたいなもの。押しのセリフ素材が欲しい人は必見の機能。
・UIはスムーズで特に不満無し。ただチャプターごとの管理機能やフローチャート的なものがないのが少し引っかかる。
・選択がいくつか登場するが、テキストが少し変わる程度で展開が大きく変わるようなものはなかった。そもそもマルチエンドなのか一本道なのかもわからないので意味があるのかはわからない。
・演技の質は本職ではない、未経験の人もいるのでややまちまち。ただメインの瑠璃がかなりしっかりしているのでその点は安心できる。モブだが夏色まつりもかなりうまかった。
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