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アニメ短文感想 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術~マジ魔王Ver~


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総合評価:結構面白い

 

 本作は2018年に放映されたライトノベル原作のアニメです。自分が視聴したのはお色気要素の表現が過激になったマジ魔王Verになります。

 

 MMORPG廃人の引きこもり主人公がゲームと良くしたい世界に転移し、そこで出会った少女たちとうんたらかんたら……というWeb小説なんかでよくあるスタンダードな異世界物ファンタジーでした。

 

 異世界の日々の中で出会う訳あり少女たちのお悩みを、ゲームの世界で鍛えたスキルで解決していくというよく言うと王道、悪く言うとありきたりな流れではありますが、軽快なテンポと明るい雰囲気で結構サクサク見れます。毎回挿入されるお色気要素も、自分としては正直見てて気恥ずかしさが勝ってしまいましたがたまらない人にはたまらないと思いました。個人的にはクールぶってるけど優しさを隠せないレムがかなり愛おしかったですね。

 

 シリアスが長く尾を引かないのも結果的に話が重くなりすぎず、見やすさを生んでいた気がしますね。魔王様が強いからすっきり終わる、

 

 個人的に一番面白かったのは主人公のディアブロの存在。根っこは人と目を見て話せないくらいのコミュ障なのですが、なんとか異世界でやっていくためにMMORPG内でやっていた魔王のロールプレイでごり押しでコミュニケーションをとっていきます。そのため口調は尊大なのに中身はビビり、という妙なギャップが生まれてシュールな話題を生み出していました。

 

 そしてそれがただのお笑い要素だけではなく、主人公の精神的成長というドラマにつながっているのも良いところですね。いろいろな出会いを通して弱さと向き合いながらもそれでも誰かのために頑張ろうとするディアブロの姿にはほっこりしたものです。最終回の彼の長セリフは、彼が異世界で成長できたからこそのセリフだったと思います。

 

 テンポよし、キャラも可愛い、魔王様が面白い、最後は少し気持ちが軽くなる、と気楽な気持ちで見れる良いエンタメ作品だったと思います。お色気要素に抵抗がないのであれば、気軽に見てみてほしいですね。

 

 4月からは第2期が放送されるということで、そちらにも期待します。それでは。

 

 

 ©むらさきゆきや講談社/異世界魔王製作委員会