前回の感想
感想が馬鹿ほど遅れたって放送が一週休みなら追いつけるんですよ!
ええ。放送スケジュールに救われていますよ。ええええ。
ということでガヴ9話は絆斗が中心になるドラマパートと新フォームお披露目のガヴの戦闘って感じのエピソードでした。序盤の話の組み立てる部分がわりと落ち着いてきたからか、割とライダーらしい2話構成エピソードになっていましたね。自分はライダーの通貨歴が平成二期にめっちゃ偏っているタイプの人間なので、こういう構成のエピソードを見るとなんだか懐かしくなってきますね。ドラマ的にめっちゃ大きな部分があるわけじゃないですが、ガヴの柔らかい雰囲気の部分が中心となるような話だったと思います。
前述のとおりドラマのメインはハンティー。最近起こっているトンネル付近の失踪事件を追いかけているうちに少女と交流して……というのがメインのあらすじ。
事件が気になるあまりに子供を追っかけまわしたり、怪しい先生に自ら突っ込んでいったりと行動の危なっかしさは目立ちますが、悩んでいる少女に自分の目線で寄り添ったりする姿からはハンティーの素の人の好さが滲み出ていました。根っこの部分にグラニュートへの憎悪は持ち合わせつつも、ほかの人が襲われたらまずいという正義感から行動しているのがかなりナイスガイだと思います。いろいろ大変な人生だったはずなのに割と好い人柄を持ち合わせているのはやっぱり師匠のおかげなんでしょうか。やっぱり惜しい人を亡くしたのでは……。
少女からしても、変に大人びたことを言うのではなく、気持ちに寄り添ったうえで自分の本音を引き出してくれたハンティーはとってもありがたかったことでしょう。ただそれによって気分が持ち直したがゆえに、グラニュートにねらわれるげんいんになってしまうというのがこの作品のもどかしいところ。
やっぱ人の幸せを喰らいに来るというこの設定が仮面ライダーのヒロイックさを際立たせているんだなあと感じますね。
ガヴの新フォームはキャンディーフォーム。質量と弾力性が売りだったマシュマロに対して、シンプルに重くて硬くて重火器もりもりの重装歩兵って感じです。これまでは割と動きの方を凝っていたフォームが多かったことを考えるとちょっと斬新でした。
そしてその新フォームにボコボコにされたのは哀れ兄弟の2人。共通してお菓子だから熱には弱いやろ! の発想はいいけどそれだけで勝ち誇るのはちょっと戦略甘くないですかね。ていうか辛いポテチフォーム来たらどうするつもりだったんでしょう。そもそも優れた兄に助けてもらってこれで勝てるぜってニコニコしてるのもなかなかですし。
10話もしないうちに人間の倫理観が通じないやばい奴らからちょっと危険なロケット団員みたいになってしまったわけですが、ここから彼らの名誉挽回フェーズは来るのか。個人的には春までには退場して後半復活するんじゃねえかなと思っています。
あとこの熱だけで突破使用する戦い方、昔見た「革命機ヴァルヴレイヴ」ってアニメを思い出しました。ロボットアニメなんですが、主人公たちのロボットが出力が高い代わりに熱が高まりすぎるとオーバーヒートするって弱点があったんですけれど、それを突くために敵がでかいアイロンつけたロボットの群れで何とかしようとする回がありましてね。
あれもなんか相当シュールだった記憶がありますね。関係ない話なんですけど。
はい。
次回は後編。子供を狙う悪党をガヴとヴァレンがすっきりぶっ飛ばす結末を期待しましょう。
ではまた次回!
点数
6.5/10.0 点
次回の感想