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仮面ライダーガヴ 第5話「思い出がヒリヒリ」 ネタバレあり感想

 

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 ついにガッチャードのVシネ情報が出ました。

 

 

 

 テーマが卒業というのは学園ドラマのガッチャードらしいテーマですね。見たところりんねの進路みたいなものが本筋になるようですが……楽しみだなあ。

 放送中は当たり前にある作品も、終わってしまうと動いている彼らを見れる機会はどんどん少なくなっていってしまいます。今度行くファイナルステージも含めて、ガッチャードを最後まで楽しみたいですね。

 

 

 そんな風に話しつつ現行作品も大切にしていきますが、今回のガヴはここまでの積み重ねの集大成のようなエピソードでした。

 ショウマ周りの設定の開示に絆斗の物語の動きやはぴぱれへの帰還など、今後の基盤となる部分がようやく固まってきた感じがしますね。そしてそこにきちんとここまでの描写の積み重ねが生きていたので素晴らしかったです。

 

 ショウマはデンテというグラニュートと遭遇しました、闇菓子製造にかかわっていた技術者であり、ショウマの大叔父にあたる存在です。ここでの会話ではショウマの父親との関係性が明らかになりましたが、母親を素材にするための人間の中から見初めてそこから妻にしたというちょっと困った人だったようです。ショウマに力を与えるためにガヴを改造したり、素材にされないように適度に不幸を与えていたりと愛情こそはあったようですが、当事者のショウマや母親からすればたまったものじゃないですよね。

 この話を受けたショウマはうまく呑み込めず飛び出してしまいますが、この話によって「グラニュートの餌にされないために幸せにしないこと」がどんなことになるのかを自分の経験と合わせて理解し、「人々からグラニュート守るために戦う」ことを強く決意することとなりました。

 消極的に離れるのではなく、能動的にグラニュートを倒そうということですね。非常に前向きだしよい結論だと思います。ドラマ的にはデンテからの説明→子供を助けて気づく、という地味な組み立ててではあるものの、ぐるぐる考えていたことが些細なきっかけで気づくというのはリアリティがあるし、なによりショウマの思考の流れが1話から丁寧に描かれていたのでかなり感情移入できました。

 そこからはぴぱれに戻るところまで行くのはちょっと驚きではありましたが、ショウマにとって「誰かの幸せのために働く」という幸香の姿は彼の行動指針にも相当マッチした相手ではありますし、それを手伝いたいと思うのは自然な流れかも。

 文句はありつつも広い心ですぐ受け入れる幸香もいい感じ。ようやく放浪編も終わって次回からははぴぱれを軸に進めていくことになりそうです。

 絆斗から仮面ライダーとして太鼓判を押してもらえたりと心が前向きになることも多かったし、ここからポジティブに人間界でいろんな人と関わっていってほしいところ。

 

 絆斗はガヴと本格的に遭遇。グラニュートに対して反射的に時間稼ぎをしたり、ガヴを怖がる人たちから庇ったりと直情的だけど熱い行動を見せてくれて好感度がうなぎのぼり。危なっかしいところはあるけれどもめちゃいい奴ですよね。ショウマ自体との絡みはまだ全然だけど、ちゃんと交流していけば彼の兄貴分になってくれそうな気配もあり。

 

 

 ただそんな絆斗ですが、変身回を目前に師匠が襲われるという急展開。グラニュートを直接追っていたわけじゃないのに襲われたのは謎ですが、どうもあのエージェントはいつものバイトリーダーたちではない様子。グラニュートを追う絆斗を狙って間接的に襲われたのでしょうか?

 中々ショッキングな叫びも飛び出す次回の初変身回は一筋縄じゃ行かなそう。ビターなサブタイトルがおっかないね。

 

 ストマック家は普通にグラニュート的にもアウトなものを創っているようです。ほぼマフィアだなあ。同情の余地はなさそうだし、本格的にぶっ潰すべき敵として描かれていくことになりそう。

 酸賀はガヴを研究していました。何を作るんでしょうねこいつ。

 

 戦闘は炎のポテチソード。黄色のエフェクトに赤い炎が付くと一気に見た目がヒロイックになってかっこよかったですね。基本のフォームの数は抑えつつ、お菓子のバリエーションで特徴を変え見せ方を変えるというのは面白い試みだと思っています。

 さらにそれがショウマがお菓子を食べて生まれるっていうのもいい。ドラマにも組み込めるし、味っていう要素が感情にもリンクしている。

 ドラマを構成する要素がきれいにかみ合っているのがガヴの面白いところだと思います。

 

 という感じでした。

 次回はついにヴァレンの変身回。温かみのあるオチを迎えた次の回にまたハードな回が来そうで……どうなるのでしょうね。

 

 

 

点数 8.0/10.0点

 

 

 

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