時空を超える「これすき」

アイマス中心に、とにかく好きなものを好きということをメインとしたブログ。 Twitter → @hatenakiniwaka

fullで聞かないと人生損するデレステ実装曲15選

 デレステの良きところの一つに、やっぱ2年間で積み上げられた「楽曲数」があると思うんですよ。

 


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(アホほどある曲達)

 

 


 サービスインから2年半、実装楽曲の総数は140曲を超え、今なお増大中。しかもすべて無料でプレイ可能。神かな?

 

 シンデレラガールズ全体の7割から8割くらいの楽曲を一つのゲームで、しかも無料で聞けるという(しかもMV付きで)史料としても価値がもりもりのこのゲームなわけですが、一方で少なからず弱点も。

 

 

 それは、本作が音ゲーであるということ。


 もちろん音ゲーであること自体を否定したいわけじゃない。好みはあるだろうけどそこは個人のお話。大事なのは、収録楽曲が音ゲーのためにアレンジされているという点。

 

 


 基本的にアイマスのボーカル曲はfull尺が短くても3分以上ある一方で、デレステではどの曲も2分ちょっとくらいの尺で収まるように編集されている


 デレステ用に書き下ろした楽曲は、これを意識して作られていることが多いけど、問題はデレステ以外で発表された曲。

 

 


 なんらかの事情で、デレステに適した長さに圧縮する際、その楽曲の良さが失われてしまった曲は少なくない(仕方ないことではあるんだけどね)。


 もちろんデレステユーザーが全楽曲のCDを買ってれば問題ないんだけど、まあそうもいかない。アホほど枚数出てるし。お金の使い道は自由だし。

 

 

 

 まあそんなわけなんで、今回は参考までに、デレステ実装曲の中でも特にfull尺で聞いてほしい曲を何曲か自分が選んでみました。超個人的チョイスだからあれがねえこれがねえの嵐だと思うんですけど許してください! な((ry

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 S(mile)ING!


「ずっと Smiling! Singing! Dancing! All my...!」


 われらがセンターアイドル、島村卯月のソロ曲。とてもありふれた歌のようで、でもだからこそ卯月が歌うことに意味がある、確かな覚悟の歌。
 デレステサイズでも自然に収まっているけど、fullで聞いてほしいのは最後のワンフレーズ。アニメを見てた人は知ってますよね。
 島村卯月という女の子について知っていれば知っているほど、ラストのフレーズが心に響くはず。

 

 

 

2 Twilight Sky


「世界でたった一人の 君に伝わりますように」

 

 とにかく歌詞がいい。デレステサイズでも伝わっているかもしれないが、fullはもっといいぞ。「何かを好きになることへのまっすぐさ」を、にわかなんて呼ばれる李衣菜が全力で歌うところに、エモさを感じない人はいるのだろうかいやいない。
 Cメロは全人類必聴である。

 

 

 

3 秘密のトワレ


友達ごっこは 今日でおしまいにしよう」

 

 ギフテッドゆえのサイエンス感とアンバランスさにトリップしちゃいそうになるサイケデリックな曲。制作はあのササキトモコ。
 安易にイッてしまいそうになる電磁ドラッグそのものではあるけども、fullを聞くと見えてくる、「女の子」の静かな葛藤に、切なさがあふれてきそうになる。

 

 

 

4 小さな恋の密室事件


「まるでおとぎ話みたい ミステリー」

 

 あの子といっしょの白坂小梅ちゃんのソロ曲。
 とてもシナリオ性の強い曲で、full尺が一連の物語となっている。そのため、通して聞かないとその魅力は大きく下がってしまう。
 デレステサイズの急な転調にも、とても大きな意味がある。
 たった二人の小さな事件、少女が見つけた謎の答えを、ぜひ追いかけてみてください。

 

 

 

5 青の一番星


「明日のことは分からない だからこそ楽しみよ」

 

 京都出身塩見周子ちゃんの疾走感あふれる和ロック風ソング。
 初見ではなかなかその人物像のつかみづらいシューコちゃんなわけですが、だからこそこの曲には大きな意味がある。
 デレステサイズでは収録されていないイントロやCメロは必聴。
 吹きすさぶ風の中で、自分らしく走る彼女の姿をぜひ刻み込んでください。

 

 

 

6 ラヴィアンローズ


「お世辞は言わないでね 本音だけ言って」

 

 小さなお嬢様アイドル、櫻井桃華ちゃまのソロ曲。
 薔薇の花とともに深まっていく恋を甘く感じていく華やかな恋愛ソング。
 おいしいところはデレステサイズでも拾っているけど、fullではより甘く濃厚に。さらに、もらえる薔薇の数も増えて――。
 積み重なった花束が示しているメッセージを、ぜひ聞いてあげてくださいね。

 

 

 

7 こいかぜ


「満ちて欠ける 想いはただ」

 

 世紀末歌姫なんて言われることもあるおちゃめな大人アイドル、高垣楓さんのソロ曲。デレマス第1弾CDの一枚でもある。
 芽生えてしまった恋という思いへの心の動きが、一切の小細工なくまっすぐつづられている壮大かつ繊細なバラード
 揺れる思いが行きつく先を知るには、デレステサイズではどうしても足りないんです。
 心揺さぶる至高の恋の歌、ぜひ、ご一聴を。

 

 

 

8 One Life


「目指した果てが 分からないなら その手で捕まえればいいだろ」

 

 クールで熱いボーカリストアイドル、松永涼の渾身のロックソング。
 デレステ版でも盛り上がりのツボは結構抑えているものの、実はちょこちょこ省略されたフレーズがあったり。しかもエモい歌詞も多い。
 曲全体を通して完成する松永涼の魂の一曲。たった一度の人生に刻む、たった一つのこの歌を、魂で感じてみていただきたい。

 

 

 

9 M@GIC☆(を含むアニメ主題歌)

「ずっと大好きなキミに」

 

 具体的には「star!!」「shine!!」「GOIN’!」を含めた4曲。
 アニメとのリンクももちろんのことだけども、Cメロがどれも号泣必死の名フレーズだらけ。ギネスに乗ってもおかしくない。
 軽率に手に取って軽率に号泣してほしい、そんな思いでいっぱいです。

 

 


10 あいくるしい


「特別じゃないけれど 当たり前の幸せ 選んでみたんだ」

 

 原曲はアニメの円盤についていた、佐久間まゆ小早川紗枝の二人による切ない愛のバラードデレステ実装版では3人の追加メンバーを迎え、より感情豊かになった。
 まるで日記帳を読み進めるように静かに語られていく少女のはかない恋の行方。そして、彼女が最後に選んだ答えは――。
 Cメロを初めて聞いた時を忘れられない、切なく美しい恋のバラードを、あなたもきっと好きになる。

 

 

 

11 Flip Flop


「生まれてくる「大好き」を 心こめて 唄にのせて」

 

 こちらもアニメの円盤特典の日野茜と高森愛子の二人の曲。デレステ版では元気な3人が追加され、よりにぎやかでより晴れやかに。
 Cメロにとてもコールが楽しい部分あり。誰もが全力で叫んでいい場ができる晴れやかな楽しさがたまらない一曲。どこまでだって、きっと行ける、そんな気分になりたきゃこの曲だ!

 

 

 

12 お願い!シンデレラ


「憧れだけじゃ らしくないから」

 

 ご存知シンデレラガールズの看板曲。原点にして根幹。忘れちゃいけない大切な一曲。
 歌詞も、デレマスだからこその名フレーズが盛りだくさん。ライブに行くならコールも余裕をしておきたい。バージョン違いが多く、聞き比べが楽しい曲でもある。
 頑張り屋のシンデレラたちの始まりを感じられる名曲を、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

13 Yes! Party Time!!


「胸のチャームがこうつぶやくの まだまだ 一緒にいたい」

 

 PS4のVRのテーマソングとして誕生、以降はライブでは最高クラスの盛り上げ担当としてその地位を確立しつつある超アゲアゲのナンバー。すこ過ぎてはげる。ちなみに禿は死ぬ(某動画曰く)。
 無条件のポップな曲に見えて、実は女の子のいじらしい一面を感じられたりするという意味でもたまんない楽曲。
 収録CDがとても面白いのも込みでぜひ手に取ってほしい曲です。

 

 

 

14 桜の風


「それは光と影 遠回りした青春」

 

 去年の夏よりスタートした「MASTER SEASONS!」、その表題曲の風シリーズ最終章がこちら。コロムビアの試聴サイズとほぼ変わらないデレステサイズ。新たな季節とともに再び動き出す恋の行方は――。
 4分の曲×4曲の長編の小説のようになっている風シリーズは、ぜひ頭からフルで聞いてほしい。特にどの風もCメロは必聴。
 ちなみに第一作の「銀のイルカと熱い風」はデレステ未実装で、最終回の後に一話が流れるというへんてこになってしまっていたりする。

 

 

 

15 BEYOND THE STARLIGHT


「どんな世界も頂点は一つしかない」

 

 デレステ一周年を記念して作られたアニバーサリーソング。でもだからと言って華やかな曲かというとそういうわけじゃなくて、むしろギラギラ全開の挑戦の曲。
 シンデレラでこういう強い言葉の多い曲は珍しくて、だからこそ大きな意味のある一曲。
 隣に並ぶ友達を、認めているけど負けたくない。誰よりも光ろうとし、星の光すらも超えていくアイドルたちのメッセージ、ぜひ受け取ってあげてほしい!

 

 

 

 

 

 

 

 以上15曲を自分のおすすめとさせていただきます。もちろん極論言えば全部full聞いてほしいですが、それはそれ。
 大事なのは皆さんが好きなものに触れることですから。この記事もあくまで参考程度に。
 ただ、シンデレラガールズにはたくさんの楽曲という名の可能性があって、それを100%楽しむには、やっぱりfullを聞くのが必要だったりします。興味があれば、ぜひ軽率に触れてみてほしいです。そして軽率に沼にカモン。
 デレステ未実装曲を含め、皆さんのデレマスライフを、魅力的な楽曲たちがさらに彩ることを祈ってます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

楽曲情報
「S(mile)ING!」
島村卯月
作詞:NBSI(八城雄太)
作曲・編曲:NBSI(Yoshi)

 

「Twilight Sky」
多田李衣菜
作詞:NBSI(渡辺量)
作曲・編曲:NBSI(渡辺量)

 

「秘密のトワレ」
一ノ瀬志希
作詞・作曲:ササキトモコ

 

「小さな恋の密室事件」
白坂小梅
作詞:BNEI(八城雄太)・BNSI(佐藤貴文)
作曲・編曲:BNSI(佐藤貴文)
ギター&ベース:後藤貴徳

 

「青の一番星」
塩見周子
作詞:夕野ヨシミ(IOSYS
作曲・編曲:ARM(IOSYS

 

ラヴィアンローズ
櫻井桃華
作詞:小金井つくも
作曲・編曲:渡部チェル

 

「こいかぜ」
高垣楓
作詞:貝田由里子
作曲・編曲:BNSI(椎名豪)

 

「One Life」
松永涼
作詞:ミズノゲンキ
作曲:根本優樹
編曲:R・O・N

 

「M@GIC☆」
CINDERELLA PROJECT
作詞:森由里子
作曲・編曲:田中秀和MONACA

 

「あいくるしい」
佐久間まゆ 小早川紗枝 (水本ゆかり 三村かな子 速水奏
作詞・作曲・編曲:田村歩美

 

「Flip Flop」
日野茜 高森藍子 (及川雫 脇山珠美 道明寺歌鈴
作詞・作曲・編曲:ミト

 

お願い!シンデレラ
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
作詞:marhy
作曲・編曲:BNSI(内田哲也)

 

「Yes! Party Time!!」
島村卯月 渋谷凛 本田未央 赤城みりあ 安部菜々
作詞・作曲:俊龍
編曲:Sizuk

 

「桜の風」
楽曲情報
五十嵐響子 アナスタシア 依田芳乃
作詞:森由里子
作曲・編曲:田中秀和MONACA

 

「BEYOND THE STARLIGHT」
城ヶ崎莉嘉 緒方智絵里 北条加蓮 川島瑞樹 大槻唯
作詞:八城雄太
作曲・編曲:石濱翔MONACA

 

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

本田未央の幼馴染に生まれ変わる方法(β版)


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(こんな子が幼馴染なら、そう思うあなたへ)
 

 

 本田未央ガチ恋勢がよくなりたいというポジションには兄弟orクラスメイトor幼馴染なわけですが、クラスメイトくらいならどうにでもなりますし、兄弟も本田兄か本田弟と結婚すればいいんで割と何とかなるんですよね、


 なのでここは、一番きつい幼馴染になる方法を考えましょう。
 今から私の考えた仮説を公開します。これをもとに、議論を行って現実的にしていきましょうか。

 

 

 

本田未央幼馴染プロジェクト 輪廻転生ルート』

 

 

 

 

 

Step1 時空を超えよう

 

 まず1番大変なのが、本田未央現代に生きている15歳というところ。今から幼馴染になるのは不可能に近いです。
 また、年齢的に未央と離れている人もいるでしょう。そのため、今回は輪廻転生で未央に近しいところに生まれるように転生する、というやり方で未央の幼馴染になろうと思います。


 そのためには、まず、今よりもっと前に時代に行って、そこで一度天寿を全うする必要があります。だからまず時空を超えましょう。

 


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(こういうやつ)


 タイムマシンの作り方ですが、まあどんなんでもいいです。帰ってくる機能つける必要ないですし、使い捨てでいいので割と何とかなるでしょう。困ったら我らが誇る発明家アイドル池袋ちゃんに頼りましょう。お金はガチャ代削れば貯まる貯まる。
 時代はどこに行くべきかは諸説有りますが、私は江戸時代だと思います。詳細は後述。


 持ち物は、飛ぶ時代に合う服装と知識があれば何でもいいとは思いますが、余計なものを持っていくとタイムパラドックスが起きて未央が生まれなくなるかもしれないんで気を付けてください。

 

 

 

Step2 江戸時代ロマンスをしよう

 

 江戸時代には多分未央の前世的な美人な女の子がいるはずです。多分意外と武士の娘とか。運命力で探し当てます。


 そんで、どうにかして恋愛関係になってください。
 あなたは江戸時代では身を立てるものがない=平民ですので、身分違いの恋になります、おそらく悲恋で終わるでしょう。あなたや未央前世が死んでしまうこともあるはずです。
 この悲恋が、「来世でこそ結ばれたい!」という思いになり、それがめぐり逢いを生む結びつきになるはずです。恋愛関係になった後から現世を恨み、何もない来世で巡り合いたいという意思を未央前世に伝えておくといいでしょう。


 「そんな利用するような形で未央前世と愛し合うのはひどくないか?」と思う人がいるかもしれませんが、未央前世は未央と魂が同質です。ですので、本田未央の魂を時空を超えて愛しているだけなので問題有りません。
 恋愛関係になれる自信がない、という人は、まあ、頑張って。
 こうして、過去で強い結びつきを持った後、一度死んで、輪廻転生となります。

 

 

 

Step3 運命をつかみ取ろう

 さあ、最終段階です。輪廻転生の段階。おそらく何千万という魂が巡る中、未央の魂を見つけ、彼女の近くで新たな肉体にたどり着くのはとても困難でしょう。しかし、あなたには過去に身に着けた愛の絆があります。きっと、彼女の近くに行けるはずです。

 

 あきらめないでください。本田未央があきらめたことがありましたか? 彼女があきらめないのに、あなたがあきらめてどうするのですか?
 運命は、あなたが決めていいんです。

 

 運命をつかんだあとはそのまま、とても近いところであらたな生を受けるだけです。間違って未央の双子にならないように。
 近くに生まれることができたら、あなたはもう前世の記憶を失っているでしょうが、きっと大丈夫です。運命をつかみ取ったあなたは、きっと未央の幼馴染になれるでしょう。

 

 

 

まとめ

 以上が私の仮説です。
 この方法をもってすれば本田未央の幼馴染になれると思います。
 ただ私は本田未央Pでいたいだけで、幼馴染に興味ないので、この仮説を今回こうして公開させていただきました。
 まだまだブラッシュアップできるところは多いですが、まあβ版としてはなかなかではないでしょうか。
 本田未央ガチ恋勢の皆様。ぜひぜひ、実験してみてください。そして、ぜひぜひあの面倒くさい女の子、本田未央を幸せにしてあげてください。
 この理論が完成すること、そして彼女が幸せになること。それだけが、私の願いです。がんばれ、本田未央ガチ恋勢。

 


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 (彼女に幸せがありますように)

 

 

 

©2015 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

©窪岡俊之©2011 BNEI

©LGFT

――あなたの未央はどこから? 「自分はアニメから!」

 

 

 知っているか知らないかはさておき、自分は未央Pなんです。
 じゃああんさん初めから未央が大好きだったのかい? と問われれば答えは「NO」。むしろはじめは苦手なタイプでした。

 

 そもそも自分は騎空士で、デレマスに触れた理由はコラボキャラを入手するためだったんですよね。
 そこでログインしたら[アスタリスク]の多田李衣菜のカードもらって(フライデーナイトフィーバーですね)、「お、かわいいじゃんこの子。アニメやっててそれに出てんの? よっしゃ見ようか」ってノリで一話を見て、その完成度にちびったんですよ。

 

「なんやこの頭おかしいクオリティは……」

 

 こいつは伝説のアニメになるかもしれねえと思い、視聴を決定。その前に予習を兼ねて、さくっと検索。どうもこのNGsという3人組が中心らしい。

 

 卯月――なんか普通?
 凛――あ、美人系かな?

 

 未央――――あ、これ苦手なタイプだ。

 

 「おいゴラァ!」とどつかれそうですが許してくだせえ。本当に苦手だったんです。
 なんというんでしょうね? こう、「元気で、お調子者で、ムードメーカーで――」みたいなキャラがとにかく苦手だったんです。なんかこう、言っちゃ悪いですけど怖くないです?
 何分根っからのくそ陰キャ思考で生きてきたのでパーソナルスペースが狭いタイプの子が得意じゃなくて。なんかこっちの懐にずけずけ入ってきそうで。「やめてこないで!?」って言っても「ええ、いいじゃーん!」って無遠慮に食い込んでくる予感。

 もちろんアニメ序盤の会話とかを聞いてて行動力があるし、いい子なんだろうなあというのも何となくは分かってたんですけども、いかんせん初見の印象ってのはなかなか消えないもんでして。

 

 あと、ほんの少しだけよくない噂を耳にしていたってのもあるんですよね。
 お恥ずかしい話ですが当時の自分はかなりの情報弱者で、偏向報道系のまとめサイトに出入りしてまして。そこでよくわからんのですが、「未央 6話」という単語と一緒になんだか頭の悪い罵詈雑言を脳死で唱えている人がたくさんいたんですよ。

 

「ちゃんみおー、Youなにしたのー……?」

 

 まあそんなこんなもあって、5話までのちゃんみおへの印象は、「いい子なのは分かるけど、個人的に苦手なタイプなおちゃらけJK」程度でした。
 6話まではね。

 

 一転したのが6話。
 まず序盤からなんかおかしいんです。順調に進んでいるはずなのに、なんか未央が、というよりNGsがおかしい。
 なんだかふわふわしているような、夢心地のまま、熱に浮かされたまま歩いているような、そんないやな浮遊感。
 決定的だったのは、未央の「お客さんに盛り上げてもらおう!」という発言を、ほかの二人が肯定した瞬間。
 あ、まずいこれ。なんか知らんけどろくでもないこと起こる。そう確信。当たってほしくはない確信が、現実になります。

 踊りだすNGs、表情は暗く、見下ろすステージの客はまばら。華やかに照らされたステージから見える景色はあの日見た夢のような景色とはかけ離れていて。そこで彼女たちは幻を追いかけていたことに気付いて。
 ちょっと吐き気がするくらいここの演出がえぐくて、なんだか自分まで大きな失敗をした気分になって、マジできつかったです。

 

 そして、ステージが終わって無言で去っていく未央。ここで思い出すいやな噂。
 彼女は何というのだろう。あのステージを見て彼女はどう思ったのだろう。
 いやな汗をかきながら、未央は開口一番こういうのです。

 

「お客さん全然少ないじゃん! なんで!?」

 

 このセリフを聞いた瞬間、自分は泣きたくなりました。
 なんたって、この時の未央の言葉の吐き出し方すんごく生々しかったんです。「状況が理解できなくて、恥ずかしくて、ふがいなくて、でもそのつらさを吐き出す先がない」、そんなやり場のない感情が漏れ出しているのが痛いくらいに伝わる声色で。そんなリアルでも聞いたことあるような人間臭い感情の発露をこんなファンタジックなアニメで聞くと思ってなくて。
 なにより、あんな明るく振舞っていた彼女が、こんな弱い一面を持っているとは思わなくて。
 「緊張しい」くらいなもんで、基本割と器用にさくっとこなしちゃいそうな彼女が、まさか、という感じで。

 自分の中の「本田未央」が、全然正しくなかったことを知ったのです。

 

 だってそうじゃないですか。6話と7話の彼女の反応、あんなにも生々しいですよ?
 「自分の周りの豪華さに目がくらんで、ステージの本質を勘違いした」のも、「同級生に情けない姿を見られて逃げ出した」のも、「こらえられずやり場のない感情を周りにばらまいちゃう」のも、「与えられた言葉を受け止められなくてその場から走り去っちゃう」のも、「自分に責任があることがわかってても、それに向き合うのが怖い」のも、「戻らなきゃいけないと思っても、戻る勇気が出ない」のも、全部全部腐るほどよくある話で、痛いくらい共感できる、できてしまうもので。
 それがまさか、ムードーメーカーを地で行くような彼女がそんな姿を見せるなんて、思わないじゃないですか。
 ようやくこの時自分は、「あ、彼女も自分と同じ人間なんだ」ってわかったんです。

 

 でも、彼女はそこで立ち止まらなかった。
 プロデューサーとしっかり向き合って、後悔も悔しさも、全部全部背負って、もう1度たちがある決心をするんです。
 あれだけ大きな失敗をして、それでもなお、もう1度立ち上がる彼女の姿が、すごくまぶしくて。

 

本田未央って、すごいのかもしれない」

 

 って、まあちょっと思ったんですよね。

 

 そこからはまあ、何となく本筋を追いかけながら未央もちらちら追いかけるわけですよ。
 するとまあ、いろいろ意外なことがわかりまして。

 

「距離感は近い」けど「引くべきところは引く」
「お調子者」だけど「意外と繊細」
おちゃらけた感じがする」けど「努力家でもある」
「ふいに立ち止まる」けど「また立ち上がれる」

 

 なんだか追いかけていくうちに、どうやらこの子は、すごく「自分である」ために努力している子らしい、ということに気付いて。
 すげえなあ。いいなあ。って思いました。
 だから、13話の、「アイドル、やめなくてよかった!」ってセリフがマジで本当に涙腺にきて、人生で初めてアニメで泣きました。

 

「むしろありがとう!!!!!!!!!!!」

 

 多分マジで本田未央が大好きになった瞬間は、ここだったんじゃないですかねえ。

 

 それから、まあ2クール目を見始めて。
 2クール目でも彼女は何度も悩みましたし、立ち止まるときもありましたけど、迷う卯月と凛を最後まで支える姿を見て、すごく人にやさしくできる子だということを再確認して。
 「成長したなあ」なんて親目線でしみじみ語ってみたりもして。
 流れ星キセキを楽しそうに打た彼女を見られて、笑顔にならずにいられなくなりまして。

 本当に、こんな素敵な人に巡り合えてよかったなあと、まあアニメ見終わって思いまして。

 こうして、自分は本田未央が大好きになったわけです。

 


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(弱さに立ち向かえる、君はすごい!)

 

 

 
まとめ

 自分はですね、本田未央という人間を尊敬しているんです。すごく壮大な理想があって、そのために弱い自分とも向き合うことができて、誰かのためにあんなに全力で動くことができる。理想の現実の間で悩んでも、そこに解を導き出そうと立ち向かえる子なんです。そんな止まらぬ探究者である彼女は、すごいんです。
 そんなすげえ彼女が、自分は大好きです。

 

 皆さんは彼女のどんなところが好きですか? どんなことがきっかけで彼女を好きになりました? ぜひぜひお聞かせください。「ここすき」大会、始めちゃいましょう。そんときには自分も呼んでください。
 それでは。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 本田未央は、すごいぞ!

 

 

PS もしよろしければこんな企画があるのでよろしくお願いしますね!!!

 
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ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA

自分に「Nothig but you」が刺さったわけ

 

 皆さん、今日更新された日本コロムビアアイマスのサイト見ましたか?

 

 ついに! ついに! Nothig but youのCDが!!!
 発売ですねえええ!!!!!

 

アイドルマスター(THE IDOLM@STER)公式ページ|日本コロムビア|2018.04.20 News

 

 いやあもう待ちました待ちました。5thSSAで聞いてからもうずっとフルの音源聞きたかったんですが、ようやく発売ですね。
 せっかくなんで皆さんにこの曲のすばらしさをダイマしたいと思います。ぜひ聞いていってくださいな(ちなみに担当の子がいないのでコミュとかについて詳しく語れません! 申し訳ない!)。

 

 

 

 


AJURIKAさんは天才

 まず作詞作曲を見てみましょう。「AJURIKA」の名義。あこれは神曲ですね(まてまて)。
 AJURIKAさん。皆さん知ってます? 遠山明孝さんというと伝わる人もいるかな?
 「作詞作曲とかいちいち見ねえよタコ」って人に簡潔に説明しますと、AJURIKAさんは元バンナムの作曲家で、アイマスシリーズでは765の「Next Life」で楽曲を初提供した後、シンデレラでは「Never say never」や「Nation Blue」なんかの楽曲を提供している人で、作詞作曲を両方担当する楽曲のタイトルがいつも頭文字がNになることから、手がける楽曲がNの系譜って呼ばれたりもする人。

 トランス系のミュージックをよく作る人で、ライブでぶちあがるクールでイカす楽曲をいつも作ってくれるすごい作曲家の一人。


 NothingもAJURIKAさんらしさ全開で、障害全部乗り越えて愛を貫き届ける! っていう熱い歌詞に合わせてメロディーも割と激しいんだけど、でもどこかさわやかな疾走感があって、濃厚なメロディーと歌詞なのになんだからいくらでも聞けちゃいそうな不思議な感覚。ヘビロテ不可避。
 腹の底からテンションの塊をぶちまけたくなるようなアゲアゲ楽曲で、もう本当に最高なのよ。

 

 

 

なんて見事な歌唱メンバー

 まあ歌詞とメロディーだけでも100点をあげれるんだけど、それを200点に底上げしてくれるのがアイドルたちの歌声なんだよこれが。
 メンバーは覚えてますか? そう、アナスタシア、中野有香、星輝子、神谷奈緒前川みくですね。知ってるわアホって火焔瓶投げないで熱いいいいいい。


 正直言っちゃうと、最初は人選がよくわからなかった。コミュを見て、コンセプトは分かったけど、じゃあ実際曲としてはどうなっちゃうのこれって感じだったよ。
 でもふたを開けてみれば、心配なんて杞憂だった。
 ていうか正直、Nothingはこの5人で一つの「正解」なんだって思ったの(ほかのアイドルの歌唱を否定しているわけじゃないですよ! アイマスは一つの曲をいろんなアイドルが歌えるのが魅力ですから!)。

 なんでこんなはまるのかなあって思ったんだけど、よくメンバー見て分かった。バランスが神がかってるんだ、って。

 

 まず奈緒。彼女はもうジャストヒット。
 トランシングパルスとかでもう彼女の歌唱力は分かり切ってたし、2nd SIDEなんかで繊細な表現もきれいな幅でやり切るアイドルっていうのは分かってたしね。
 楽曲にビシッ! っと王道で当たって、正攻法で投げ切れてて、もう大谷翔平のストレートかよってくらいど真ん中をぶち抜いてくれる。

 

 次がアーニャ
 アーニャって昔から心を籠めるような歌い方が丁寧な子でね、心にグッとくるように歌ってくれるアイドルなの。素敵なんです。
 その愛おしさを残しつつも、クールアイドルの本領発揮のごとき熱さも持っていて、その熱さで感情の高ぶりがあって、いつもとはまた違う響きなんだ。これがまあエモい。やわらかいけど鋭さもあるんです。

 

 続きまして輝子
 彼女もかっこいい系の歌声なんだけど、奈緒ともまた違うかっこよさなんだ。
 奈緒が研ぎ澄まされた鋭い歌声だとすると、輝子は精一杯力を籠めるたたきつけるような声(雑って意味じゃなく)。これが、歌の熱さを底で支えてくれる。いるといないとでは熱量がぐっと変わるはず。

 

 ネクスト、みくにゃん
 みくにゃんの声はもうみくにゃんというほかないんだけど、これがとてもいいアクセントになっているわけだ。
 歌唱メンバー5人の中で断トツしなやかでやわらかい歌声で、彼女が愛とか恋のせつなさとか愛おしさみたいなものを強調してくれて、曲全体にどこか優しさが生まれる。
 余裕たっぷりのねこちゃんボイスに聞こえるけど、そこにはちゃんと愛がたっぷりなのがわかるのすごいよね。

 

 ラストは中野君
 Nothing、Kawaii,秋風と聞いて気付いたけど、中野君の歌声万能です。
 やっぱもともとかっこいいもかわいいも自らの武器にできてる子だからか、曲が持ってる激しさとしなやかさを良いバランスで取り持ってくれてるの。Cuってのもあって歌声はしなやかよりだけど、きちんと強い声でも歌えてるのがもうあっぱれ。天才。

 

 そしてこの5人の歌声を束ねると、激しくもどこか繊細ではかない飛び切りスマートなラブソングが出来上がるわけです。それがAJURIKAさんの曲と混じって化学反応パンデミックで世界が生まれ変わる。私は果てる。
 完璧。200点。

 

まとめ

 デレステサイズだけでもこんだけ高ぶった時分ですので、そりゃあSSAの時は死にそうになりましたよ。
 そんなフルサイズが! CDを買うと! いつでも聞けるとは!(しかも5thの円盤も近々発売される!)。
 カップリングも茜と志希にゃんで、制作メンツ見ても期待しかないラインナップ。
 結論。買おう。みんな。おいらは買います。

 

 

PS ドームではオリメンで聞きてえなあ!!!!!

アニデレPと美城常務の対比から「プロデュース」を考える

 

 

 アニデレにおいて、「対比表現」というのは非常に多用されている表現の一つです。
 例えば、6話のNGsとラブライカのデビューライブへの考え方の対比、1話と7話での同じ場所での対比、3話と25話での観客の見え方の対比――
 その中でも、かなり明確に対比が描かれていた存在といえば、間違いなくプロデューサーと美城常務の二人でしょう。
 アイドルを主役にしたアニデレにおいて、この二人の対立によって描かれたものとは、いったいなんであったのか? 彼らはこの作品においてどういう存在であったのか?
 それについて、考えてみます。

 

 

 

「常務とは何者か」

 セカンドシーズンで突如現れたアイドル以外の登場人物、美城常務。
 順調に前に進んでいたCPを含めた全プロジェクトの解体と再構築を宣言し、現状の成果を「遅い」と一蹴。自らの理想とする346プロダクションのため、直接プロジェクトの指導に当たります。
 順風満帆に見えたCPの行く先を遮るように現れた彼女は、モチーフであるシンデレラの「いじわるな継母」として描かれた、そんな風に評価されることも多いですが、果たしてその評価は適切なのでしょうか。
 プロデューサー(ややこしいので以下武内P)との対比的な存在として描かれた彼女は、むしろ本質は彼と同じ――いわば、「魔法使い」に近い存在です。
 方法や思想は違えど、「アイドルを輝かすためにプロデュースする存在」である点は、武内Pと大きな違いはないのかもしれません。
 ただ、明確に違うのが、「彼女自身もまた夢見る存在である」点です。
 彼女は劇中で何度も「346の伝統に似合うアイドルを作り上げる」といい、それを第一原則として企画を進行していました。「アイドルそれぞれの個性を引き出す」ことを中心とした武内Pと明確に異なる点がそこです。
 言ってしまえば、彼女もまた「夢見るシンデレラ」であるのです。

 

「常務のしたことについて」

 いきなりプロジェクト解体という衝撃的な行動をとったあたりから、まるで悪役のようにも見える彼女ですが、じゃあ実際そうなのかと言われたら、そうとも言い切れません。
 確かに、あまりに急で強引な方針転換と改革の強行、異なる価値観を認めないかたくなな姿勢などは、正直褒められたものではありません。
 では彼女は登場人物全員に害をなすものであったかと言われれば、それは違うと断言できます。
 アイドル部門以外も含めて大なり小なり彼女のやり方で成果が上がっていますし(NOMAKE20話)、凛やアーニャの新たな可能性を見出したのも彼女です。また、クローネに参加するアイドル達は、大なり小なり新しい環境へ期待を持っているようでした。
 彼女がとがめられるべきなのはそのやり方であって、思想ではないんですよね。

 実際武内Pは常務のやり方でしか見えないものがあることを早々に認めています(NOMAKE20話、本編20話)し、プロジェクトクローネも倒すべきライバルというよりは、競い合い時に協力し合う仲間として描かれていました。

 道を遮るものでありながら、決して敵ではなかった常務。では、彼女はいったいどのような存在だったのでしょう?
 これは、先ほどの繰り返しのような結論になりますが――彼女は、もう一人の「プロデューサー」であったのではないでしょうか?

 


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(最終話では専務に。このことから分かるように、会社的に見れば彼女の成し遂げたことは大きい)

 

「違う道を歩む2人」

 美城常務がどのような思いを持って346プロアイドル部門の改革に着手したのかについての描写は存在しません(一応公式ファンブックの設定資料にわずかに存在はする)。ゆえに、なぜ彼女が改革をしたのかはわかりません。確かなのは、自らの理想を第一原則とし、それ以外を排除する勢いの彼女の思想は、「アイドルそれぞれの個性」を大切にする武内Pと対立したことです。
 武内Pの笑顔の力を否定する常務ですが、一方で武内Pは、常務の思想は自分と相いれないものしつつも、常務によって見出された可能性を魅力的なものであると認めています(アイドル達と1対1で話し合えたのが大きかったのかもしれません)。また常務も、秋の定例ライブやNGsのクリスマス公演を見ることで、不本意ながらも武内Pのもとのアイドルたちの輝きを感じ始めます。
 そして、25話での2人の対話。どう見たって大成功しているイベントを寂しげに見つけながら、それでもなお武内Pの思想を否定する美城常務。
 そのやり方ではいずれ限界があるだろうという常務に、それが自分のプロデュースであると、まっすぐ武内Pは肯定します。
 そんな様子を見て、「私たちはかみ合わない平行線」だということを認める常務。そして、こうも尋ねます。

「アイドルはその平行線すらも超えていくのか?」

 その質問に対しても、武内Pは肯定。明るい表情のPに対し、常務は、少しだけ寂しそうな表情をするのでした。

 

「メタ的に見たときに」

 2人の対立は、つまるところ、「アイドルに対するプロデュース観が異なったときどうすればいいのか?」ということへの問題提起なのではないでしょうか。
 アニデレ全体において、2人の思想は明確に反するもの、交わらないものとして描かれています。しかし同時に、その異なる思想も、アイドルの中には両存しうるものであるとして描かれています。
 渋谷凛の例がわかりやすいでしょう。武内Pが彼女に見出したNGsとしての凛と、常務が見出したTPとしての凛は、全く違うアプローチではありますが、凛という女の子の中でともに存在しています。
 つまり、「複数の可能性は一人のアイドルの中に同時に存在しうる」わけです。それを2人は理解したため、互いに対立する中で、「異なる考えもアイドルの中で両存しうるのだから、平行線のままでいい」という結論にたどり着いたのです。
 理解しあうことはできなくとも、それによって生まれる価値を認め、違う道を歩んでいけばいい、アイドルにとっての正解などはない――「個性」という要素が大事なシンデレラガールズにおいて、二人の対立は、そのことを浮き彫りにしてくれる存在だったのではないでしょうか?
 それぞれのPに、それぞれのプロデュースがあって、それらは押し付けても遮ってもいけないもので、むしろ、等しく尊重されるべきである、それは、一人のアイドルの違う可能性を引き出すものであるから――そういう、メッセージが込められているのではないでしょうか?

 


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(それぞれにしか見えないものがあるから、それぞれの道を歩めばいい)

 

「まとめ」

 プロデュースというのは非常にあいまいなもので、明確な正解がないものです。プロデューサー側が明確な道を示すことでできることがあるかもしれないですし、アイドル側の意思をくみ取ることが一番大事なこともあるでしょう。
 どちらのやり方にしろメリットもデメリットもありますし、やり方は同じでもアイドルに対する見方が違えば結果は大きく異なるでしょう。
 必要なのは、視野を広く持つことなのかもしれません。自分のやり方、見方にこだわることなく、様々なPの見方ややり方を見て、その結果生まれたものを取り入れ、少しずつ変えていく。そうやって世界が広がることは、アイドルをさらに多角的に輝かせることにつながるはずです。
 大事なのは、否定しないこと。まず受け入れてみてから、そこになにがあるかを確かめ、良いものはいいと素直に認める。
 それぞれのPがもつ思いはすべてが平行線かもしれませんが、それはすべてアイドルの中に存在しうるものであるのですから、すべてが共存しうるはずです。そしてそれは、アイドルを様々な形で輝かせることにつながるはずです
 武内Pと美城常務が、そうであったように。
 これはきっと大切なことであると、自分は思います。

 

 

 

 以上でアニデレ振り返りを終了します。
 短い間でしたがお付き合いいただき、ありがとうございました。

    改めて、この作品が自分にとって大切な作品であることを再び実感出来ました。
 願わくば、アニデレがこれからも皆さんの胸に残り続ける作品でありますように。

 

ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA