遅くなって申し訳ありませんでした。担当の限定SSRが……
いえ、言い訳はよくないですね。総選挙までには何とか間に合わせれるように頑張ります……。
今回は18話と19話。共通するテーマは……やはり、「自分らしさ」でしょうか。
18話 「A little bit of courage shows your way.(ほんの少しの勇気で見える道)」
・とときら学園は絶好調
バラドルの集団も合流し、バラエティ番組としてますます盛り上がるとときら学園。CIの3人もゲスト出演しますが、手堅くこなす杏とは対照的にまだまだ緊張の抜けないかなこと智絵里。特に智絵里はいまだにカエルさんのおまじないを続けていました。しっかりアイドル活動をこなす3人ですが、まだまだ杏に頼りっぱなしの模様。
・始動! あんきらんきんぐ!
番組でのきらりと杏の掛け合いを見た番組ディレクターの発案で、杏ときらりの新コーナーが始まることに。そこで、かなこと智絵里がコーナーに合わせたインタビュアーとしての仕事が。
杏は二人の適正も考えてかインタビュアーについて心配をしますが、プロデューサーはそれを必要な仕事ととらえ、挑戦を促し、二人も挑むことに同意します。
杏も渋々ながら了解し、二人がインタビューしやすい題材を選ぶように提案するなど、ほんの少しの気遣いを見せます。
・心持は空回り
自身の成長のため、インタビュアーの仕事に挑むかなこと智絵里ですが、緊張もあってなかなかうまくいかない二人。失敗続きで失敗続きで自信を無くした2人は、智絵里はクローバー探しを、かなこはダイエットを通して自らの自信を探そうとしますが、なかなかうまくいきません。
・どう見るか、見られるか
あんきらというコンビとしての収録に楽しそうに臨むきらり。そんな杏に、「自分たちが面白がられているだけのは、いやじゃないのか」と尋ねます(きらりは自身の身長にコンプレックスがあります。NO MAKE6話参照)。きらりは、それを理解したうえで、「杏といる自分が好きだ」と杏に告げるのです。
その言葉は、杏の心を打ったのか、きらりを照れ隠ししながら遠ざける杏なのでした。
(誰かを楽しませられることを、喜ぶきらり)
・アイドルよ、前を向け!
失敗しないようにしよう、その意識だけでインタビューに挑む2人の態度はお世辞にも良いものとは言えません。その心持はインタビュー先の店主にも気づかれてしまいます。さらに、むちゃなダイエットがたたってかなこが倒れてしまいます。
思わぬ事態に事情を尋ねるプロデューサー。彼女たちの現状を知ったプロデューサーは、かなこに「ダイエットの中止」、智絵里に「カエルさんのおまじないをやめること」を支持し、すがるだけではだめだと諭します。
(2人を強く諌めるP。セカンドシーズンは、プロデューサーの頼りになるシーンも増えましたね)
自身の支えをやめることにためらう二人でしたが、そこに現れた輿水幸子の「アイドルはまえをむいているもの」という言葉に背を押されます。
(か、かっこいい……)
プロデューサーもまた、新たな挑戦の中でも笑顔でいてほしいと告げます。
そして、二人は、前を向いて挑戦することを決めるのでした。
心から素直に仕事に挑む2人の心に、徐々に店主の心も開いていき、何とかお仕事は成功。まだまだこれからな2人ですが、確かに、前を向き始めたのです。
(勇気の証、クローバーを手のひらに。もうなにかに頼らなくたっていい。勇気はここにある)
19話 「If you‘re lost, let’s sing aloud(迷ったら、大声で歌うんだ!)」
・もう一つの可能性
舞踏会に向けて準備を進めるNGs。そんな3人の誘いで舞踏会への協力を目指す加蓮と奈緒。レッスンの一環で、二人と凛でエボレボを歌うことに。
NGsの時とはまた違う調和にときめきを感じる凛。未央もまた賞賛を送りますが、卯月はその様子をおびえるように見つめます。
そして、その歌声は美城常務の耳にも届き、一聴で可能性を感じ取るのでした。
(とても対称的な反応)
・「ロック」ってなんですか
些細なみくとの言い合いから、自らのロックの方針を見直すことにした李衣菜は、いつ高であったロックアイドルの夏樹と再会します。
自分にはない知識と技術を持つ夏樹の姿に、自らのロックの在り方に迷いをもつ李衣菜。そんな李衣菜を見て、みくもまた李衣菜の悩みがわからず頭を抱えるのです。
本音をぶつけ合うことを恐れ、かみ合わない会話を繰り返す2人。そこに、いつもの解散芸は見る影もありません。
(遠慮に溢れたぎこちない会話)
・誰かのロック
常務の発案のアイドルロックバンドに参加することを決めた夏樹。しかし実態は、バンドの方針も何もかも常務主導の作られたロック。自分の今まで歩んできた道と異なる方針に大きく困惑する夏樹は、李衣菜をツーリングに誘います。
李衣菜のロックへの純粋なあこがれに、ロックへの初期衝動を思い出す夏樹。しかし、まだ李衣菜は歩むべき道が見えておらず……
・ここにしかないロックがある
かみ合わないままミニライブイベントを迎えることになったアスタリスク。みくは、ロックを目指すであろう李衣菜の足を引っ張らぬようこれまで以上の気合でライブに挑みますが、空回りをしてミスをしてしまいます。
「自分が李衣菜の足を引っ張ってはいけない」と強く謝るみくに、李衣菜はありったけの思いをぶつけます。
「アスタリスクは二人のユニットだ」
「私にとってのロックはアスタリスクなんだ」
本音でぶつかり合い、再びユニットとして結束をする二人。そして、そんな二人のやり取りに影響された人がもう一人……
(主義の違いを、衝突によって乗り越える。それが、アスタリスクのあり方)
・さあ、歌おう!
夏樹に呼び出された李衣菜が向かったのは、夏樹が前からお世話になっているライブハウス。
李衣菜の言葉を聞いて、自身もまたロックへの向き合い方を決めた夏樹は、李衣菜との一日限りのバンドを結成します。その名も、「にわかロック」。
にわかだろうがなんでもいい、音楽が好きなら、歌おう。
突如始まったミニライブに、テンションを挙げてはしゃぎまくる二人。やがて、みくも巻き込んでヒートアップしていくステージ。そこに立つ3人の表情は、とても晴れやかな笑顔なのでした。
(かっこいいでしょ。うちの担当です)
まとめ
というわけで18,19話でした。
どちらの話も、自分に向き合いなおす話でしたね。
かなこと智絵里は、後ろばかり向くことをやめ、李衣菜は、自ら進む道を再確認しました。夢中で何かを頑張っていると、一歩引いてみればすぐわかることがわからなくなったりして、どうしようもないくらい悩むことがあります。
そういう時に答えを教えてくれるのが、周りのだれかっだたりします。
シンデレラのアニメでは、そういう、誰かが誰かに影響するということが、とても多くみられます。そういう、立体的な人間の描き方って、なんだかすてきだなって、ふとそう思いました。
次回からは20話。いよいよ、NGs激動のエピソードの幕開けです。同時に、常務とプロデューサーのお話にも大きな動きが。
少しでも早くお届けできるよう、頑張ります。
ⓒBNEI/PROJECT CINDERELLA